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2014年10月29日水曜日

右半分がメスで、左半分がオスのスズムシ見つかる

オスとメス両方の特徴を備えた「雌雄型」のスズムシが見つかった。兵庫県多可町中区の藤本さんが発見し、岡山県倉敷市立自然史博物館に生きたまま寄贈された。

このような個体が出現するのは10万~20万匹に1匹程度と珍しい。同館は無料で利用できる1階学習コーナーで展示公開を始めた。

発見されたスズムシは体長1.9センチ。左の羽はオスのように平で幅広く、右の羽はメス特有の細長い形をしており、正常な雄のように広げて鳴くことはないという。腹部の先端には産卵管がついている。

遺伝子の異常が原因だと考えられる。長生きすれば11月頃まで生きているとのこと。

1つの個体の中にこのように、オスとメスの特徴を持つものを「雌雄モザイク」という。無脊椎動物では昆虫類,甲殻類、クモ類,棘皮動物などで,脊椎動物では鳥類でみられる。ただ、その頻度はかなり低い。

アニメ「マジンガーZ」の「あしゅら男爵」を思い出した。右半身が女性で左半身が男性で、今回のスズムシと同じ。


雌雄モザイク

あしゅら男爵


アニメ「マジンガーZ」の「あしゅら男爵」右半身が女性で左半身が男性