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2014年12月30日火曜日

鹿児島、宮崎、そして山口で鳥インフル発生 注意すべきコト

30日未明、山口県長門市の養鶏場で死んだ鶏から、毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルス「H5型」を検出したことが報道された。

実は、すでに先月、鹿児島県出水いずみ市の出水平野でマナヅル、今月10日にはナベヅルから、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されていた。

続けて、宮崎県延岡市と宮崎市の養鶏場でも鳥インフルエンザが発生して、養鶏場で飼育している約4万2千羽の殺処分が行なわれた。

そして、今回ついに山口県にも発生した。同県長門市の養鶏場で、20羽余りのニワトリが死んでいるのが見つかった。

県は、養鶏場で飼育している約3万7000羽の殺処分を行ない、発生した養鶏場の半径3キロ圏内を鶏や卵の移動を禁じる移動制限区域に、同3~10キロ圏内を域外への出荷を禁じる搬出制限区域に設定された。

遺伝子検査の結果、いずれも毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルス「H5型」だった。

韓国では、食用アヒルや鶏から高病原性の鳥インフルエンザウイルスが相次ぎ検出されている。日本には、野生の鳥やツルを介して日本に来ていると考えられる。

2012年、山口県宇部市常盤公園の園内で死亡したコクチョウが発見され、高病原性鳥インフルエンザに感染していたことが判明し、園内の全てのハクチョウ300羽以上が殺処分されたのは記憶に新しい。

鳥インフルエンザに感染した鳥の排泄物、死体、臓器などに濃厚に接触することによって人に感染する可能性がある。死んでいる野鳥を見つけても触らないこと。複数いる場合は、保健所などに連絡する。

感染している鶏の卵、鶏肉でも熱していれば食べて大丈夫。今の所、これらから感染した事例は知られていない。ただし、生卵、さしみは止めた方がよい。スキヤキで生卵を使うのはしばらく止めた方が安全かも。

感染した場合の致死率は60〜70%という。


鳥インフル山口で