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2015年1月28日水曜日

淀川長治 CGでよみがえる テレビCMで

淀川長治(よどがわ ながはる)を知る人は、だんだん少なくなっているかもしれない。平成10年に亡くなった明治生まれの映画評論家。彼の顔がCG(コンピュータグラフック)で出ているCMがちょっと前から出ているのをご存知だろうか。

淀川長治は、テレビ朝日の映画番組「日曜洋画劇場」の解説者を約32年務めた。独特の優しく、説得力のある口調で、映画の裏側や役者についても教えてくれた。そして番組最後は「さよなら、さよなら、さよなら」と名文句で閉じた。

今回、動画配信サービスHuluのテレビCM(↓)で、CGとともに、約420分に及ぶ淀川さんの音声データをつなぎ合わせ、あの独特の語りを再現した。

制作されたCMは、「淀川長治 登場篇」「淀川長治 ミュージカル篇」「淀川長治 家族団らん篇」「淀川長治 CG篇」「淀川長治 バック・トゥ・ザ・フューチャー篇」の5本。

どのバージョンにも『E.T.』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ジュラシック・パーク』など名作映画のワンシーンが使用されており、生前の表情や動作の特徴を捉えたCGと共に、映画の素晴らしさを再確認できる映像になっている。

個人的には、CGをもっときれいにして、本人があたかもいるようにもできたと思うのだが、あの世から来て解説しているというイメージをCMに出したかったのかしら。

どちらにしても、懐かしい声を聞かせてもらって、ありがとう。

淀川長治1


















CM, YouTubeから