場所は、埼玉県久喜市高柳の神社の境内でのこと。巨大キノコは、カサの直径15センチ前後の白色のキノコが多数集まり、地面から束になって出ていた。全体で直径は約1メートル20、高さは約60センチ。
このキノコは、ニオウシメジとのこと。1974年,熊本県下益城郡松橋町で初めて発見されニオウシメジ(仁王占地)と命名された。
アジア・アフリカの熱帯に分布し,日本では沖縄・鹿児島・宮崎・大分・熊本・山口・神奈川・群馬県からも採集され,北は群馬県まで分布するが発生はマレ。
食べることができて、肉質がしっかりしていて,てんぷらやフライにでき,和風,洋風,中華風といずれの料理にもOKという。
ニオウシメジの場合、多数のキノコが集まっているので、1個のキノコの大きさとしては、オニフスベという白色で球体のキノコの方が1メートル程度なので、最大かも。
もっと大きなキノコが世界にはあるのかと調べたら、オニナラタケがそれ。ただし、見えるキノコ自体は小さい。アメリカで、地中に伸びるオニナラタケの菌糸が土中にどのくらい広がっているかを調べるため、様々な地点での菌糸のDNAが調査された。
その結果、同じ遺伝子を持つ菌糸(同じ個体)が600ヘクタール、東京ドーム138個分に広がっていて、推定重量は約100tとのこと。
「世界で一番大きな生物は?」という問いの答えは、以前はシロナガスクジラだったが、今はオニナラタケとなっている。