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2015年12月31日木曜日

2016年の「えと」は「猿」ではなくて「丙申」(ひのえさる)

干支(えと)の雑学です。干支といえば、ね、うし、とら、う、たつ…の十二支のこととと思っていませんか?

干支は「干」と「支」とからなる。「干」は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種あり、「十干(じっかん)」という。「支」は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類で、「十二支(じゅうにし)」となる。

そして、「十干」と「十二支」の組み合わせで干支(えと)が決まる。この組み合わせは60種類になる。60歳になるのを「還暦」というのは、この干支(えと)が一周まわったという意味。

2016年は、さる年だが、正確には「丙申(ひのえさる)」になる。60年間にさる年は5
回あり、それぞれ同じものではないというわけだ。

干支(えと)は、年以外にも月日、時間、方位なども表すのに使われていた。「申」は、1年だと7月を、時間だと15-17時を、方位だと西南西になる。

昔は、干支の十二支で、農作物の成長を12段階で表していた。「申」は、十二支の9番目で、「伸」という意味で、作物が成長する時期を示す。

たとえば、十二支の最後の「亥(い)」は「とざす」という意味で、種にエネルギーが閉じ込められる収穫期をさす。

「申」「亥」などを誰でも覚えやすくするために動物を当てられ、「申」には「さる」を、「亥」には「いのしし」が当てられた。

「丙申(ひのえさる)」の「丙」は「火の兄(ひのえ)」ということで火をイメージする言葉。2016年の「丙申(ひのえさる)」は、ものごとが大きく成長し、火のように変化する年ということかもしれない。

今年1年間、ご愛読ありがとうございました。心から感謝申し上げます。



申





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