先日、「叶姉妹」の妹・美香が「アナフィラキシーショック」で緊急入院しているとのニュースがあった。倒れる直前に大量の咳止めシロップを飲んでいたということで、咳止めの成分のなかにアレルギー物質が入っていたためらしい。
アナフィラキシーは、急性アレルギー反応ショック症状のことで、アレルギーを誘導しやすい物質を摂取した後に起こる。症状の最初は、まぶたや唇が腫れ、吐き気、くしゃみなどの症状が現れる。
その後、急激に血圧が降下、呼吸困難に陥り意識を失う。死ぬことも珍しくない。
子供の方がアレルギーになりやすい物質の数が多いので、特に幼稚園や学校は園児や児童に与える給食にはかなり注意を払う必要がある。
3年前のことだが、給食はチーズ入りのチヂミだったが、女児は、チーズにアレルギーがあって、チーズの入っていない分をもらっていた。しかし、おかわりで、チーズ入りを食べてしまった。アナフィラキシーショックで、結果的に死亡した。
アナフィラキシーは、ハチにさされたことのある人の場合、ハチ毒に非常に敏感になり、2回めにハチに刺された時にも起こる。
アナフィラキシーが起こった場合は、すぐに救急車を呼ぶ必要がある。医者の診療が始まるまで、ショックを防ぐため「エピペン」というアドレナリン自己注射薬がある。今後、学校などに常時「エピペン」を保管・準備する必要があるだろう。