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2016年1月26日火曜日

そうだったのか:カラス対策に黄色が有効?

うちの町内のゴミの収集は、前日からは出すのはダメで朝一番に収集場所に持っていかないといけない。ゴミは大きなネットの下に入れることになっている。ネットは、カラスがゴミを荒らさないようにするためで、カラスが外からアクセスできないようにゴミに被せるようになっている。

最近、そのネットの色がカーキー色から黄色に変わった。理由は、カラス対策とのこと。カラスに黄色がどのように有効なのか調べてみた。

カラスは誰もよいイメージを持っていないと思う。ネットがないとゴミ袋は全部広げられて散らかされて大変なことになる。

黄色のネットは、カラスは黄色が嫌いなので、カラス除けになるという話。ただ、これは調べているうちに間違っていることが分かった。

カラスは目がかなり良く、遠くの電線にカラスが止まっている時、家庭菜園で出てきたミミズを数mほど遠くに投げてやると、飛んできて食べにやって来るほど。

ヒトの目の網膜の光を感じる錐体細胞は3種がある。しかし、他の鳥類とともにカラスには4種類めがあり、ヒトには見えない紫外線域が見える。

カラス対策用の黄色のゴミ袋というのが東京都杉並区他いくつかの市で試行されてきている。このゴミ袋は紫外線を吸収するようになっているため、カラスには袋の中身が見えないという。試行の結果、かなり有効(被害が1/3になる)との結果が出ているという。

紫外線を吸収させるために、黄色の色素をゴミ袋に練り込んであるという。黄色であれば何でも良いというわけではない。というわけで、カラスが黄色を嫌うからというのは間違い。

さて、それではカラス対策の黄色ネットも有効だろうか?ネットなので、網の間のゴミは見えるので、ゴミ袋と同じわけにはいかないように思う。それでも、使用経験者の感想によると、黄色ネットは案外有効らしく、ベストセラーになっているそうだ。

カラス対策で大事なのは、カラスにゴミが簡単に見えたり取り出せるないようにしない対策が一番。ただ、以前のように黒い袋は使えなくなって指定の透明の袋になったので、網でなんとかするしかない。

ゴミではないが、以前、家庭菜園で収穫時期のミニトマトが1日にしてカラスにすべて食べられてしまった。そろそろ食べごろと思った翌日だった。それ以来、テグス(釣り糸)を50 cm間隔で平行にいくつも張る対策をやっている。

下の写真とムービーは、BMWのTVコマーシャル、「クルミ割りカラス篇」から。これは、なつかしい。