「ロケット鉛筆」というのは、今もあるそうです。
最近は、鉛筆を使うことがほとんどなくなってしまいました。鉛筆は、削って芯を出して尖らせないといけないですが、削らなくてもよいのが「ロケット鉛筆」。
プラスチック一体になった1センチほどの芯が、鉛筆サイズの円筒ケースに並んでたくさん入っている。
芯が丸くなってきたら先端のプラ芯を抜いて、ケースの後ろから入れる。そうすると、新しいプラ芯が先端に出てくる。このプラ芯がロケットに似ているから「ロケット鉛筆」と呼ばれたそうだ。
1966年に、台湾のHong Liさんが開発し、台湾の文具メーカー・Bensia社が世界特許を取得した。日本では、1970年代にコクヨが「テンシル」の名で発売したのが最初で、その後類似商品が多数発売された。
当時は、筆箱に鉛筆と一緒にナイフが入っている時代だったので、「ロケット鉛筆」は爆発的に売れた。しかしその後、シャープペンシルに台頭されていく。
もう完全に消滅したのかと思いきや、まだ生き残っているみたいです。