ホウレン草ですが,漢字で書くと「菠薐草」と書きます。「法蓮草」や「鳳蓮草」は,当て字だそうです。
ホウレン草の原産地は、中央アジアから西アジア、カスピ海南西部近辺とのこと。
ホウレン草は,日本には江戸時代初期(17世紀)頃に渡来しています。
「菠薐草」の「菠薐」も,もともと中国では「頗稜」と書いていたようで,「頗陵国」(ペルシャのこと)から中国に渡来したため。
「菠薐」の発音は,「ポーレン」だそうで,日本に伝わってきた時に,「ほーれん」 に変化したそうです。
ちなみに,ホウレン草は冬場が美味しく,ハウスで育てて収穫前にハウスを外して冷気を与える「寒締め」を行うと,低温ストレスで甘み,旨味が一気に増すそうです。
ホウレン草は,子供のころ嫌いな食べ物の1つでしたが,今は好物の1つになっています。人の舌は変化するものですね。
