こんな場合、次のインターチェンジまで行って、一度降りて再度高速道路にのり直してバックすると、乗り越した高速代金、目的のインターチェンジに戻る高速代金の両方お金を支払うことになる。それをもったいないと思えば、一般道を戻るという最悪のハメになる。
こんな時、「特別転回」というルールが使えるのをご存知でしょうか?これを知っているのと知らないのでは大違い。
NEXCOの説明にはこうある。
-----------------------------------------------------------------------NEXCOの説明にはこうある。
第51条
単純支払方式の高速道路において、通行止めその他の理由により当社の指示により本線上で転回する場合は、当社は、退出するインターチェンジ等を指定した上で、利用者に特別転回証明書を交付します。ただし、転回する車両に対して次項の処理を行う場合において他の車両と区別できるときは、交付しません。
利用者が指定されたインターチェンジ等から退出した(前項で特別転回証明書の交付を受けている場合は、当該証明書を提示又は提出した)場合において、当該利用者がすでに当該通行区間の料金を支払っているときは、払戻しを行います。なお、当該通行区間の料金を支払っていないときは、当該指定された料金所で料金を支払うことなく通過できます。
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✮それでは、実際の手順を説明します。現金とETC払いとで異なっているので、別々に説明します。
現金払いの場合:この場合は簡単で、降り損ねたら、次のインターチェンジまで行って、有人ゲートに入り、係りの人に説明する。チケットに「特別転回承認」のハンコを押してもらう。それから、一度ゲートを出て、Uターンして有人ゲートから入り、目的のインターチェンジに向かう。
ETC払いの場合:やはり、有人ゲートに入るのだが、その手前でETCのカードを抜いておく。有人ゲートで係りの人に説明して、一度ゲートを出て、Uターンして有人ゲートから入る。ゲートを離れた所で、カードを再び差す。
どちらの場合も、乗り越した高速代金、目的のインターチェンジに戻る高速代金の両方とも支払わずに済む。
これを知らないと、両方とも支払うことになる。ただし、最近の無人のスマートゲートでは、このワザは使えない。
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