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2016年1月11日月曜日

さる年は赤い下着で運気を上げられる、その根拠?

昨年末から、下着メーカーが勢いづいている。「申(さる)年に赤い下着をつけると、運気が上がる、病が治る」という、日本各地にある言い伝えをご存知でしょうか?赤色の下着がどんどん売れているそうです。

「12年に1度の幸せを呼ぶ下着登場」「申赤で幸福をまとおう」「縁起肌着」「赤下着で人生が180度変わる」と、皆が着たくなるようなキャッチコピーが通販などに並んでいる。

申年の「さる」は本当は「猿」とは何の関係もないが(以前のBlogで説明 ココ)、猿と関連つけられて十二支の動物に当てはめられている。さて、赤色とどう関係があるかというと、猿のお尻が赤いから。下着というのも、お尻から来ている。

「申」から「猿」、そして「赤い」はただの連想ゲームでしかないのだが、歴史が長くなると伝統や習慣となってしまうのが面白い。

では、「運気がよくなる」「病気がよくなる」はどうしてかというと、「さる」で「去る」なので、「悪いことが去る」「病が去る」などにつながるから。さらに「紅白」というように「赤」はめでたい色としても使われてきた。

ついでに、60歳の還暦に赤のちゃんちゃんこを着るが、還暦は干支が一巡し(以前のBlogココ)、生まれた年の干支に戻るから。赤子に戻るということで「赤」になっている。

結局、どれも大した根拠ないが、信じるものは救われるで騙されたと思って、そして流行にのって、赤を1つぐらい着けてみましょう。


赤い下着