「12年に1度の幸せを呼ぶ下着登場」「申赤で幸福をまとおう」「縁起肌着」「赤下着で人生が180度変わる」と、皆が着たくなるようなキャッチコピーが通販などに並んでいる。
申年の「さる」は本当は「猿」とは何の関係もないが(以前のBlogで説明 ココ)、猿と関連つけられて十二支の動物に当てはめられている。さて、赤色とどう関係があるかというと、猿のお尻が赤いから。下着というのも、お尻から来ている。
「申」から「猿」、そして「赤い」はただの連想ゲームでしかないのだが、歴史が長くなると伝統や習慣となってしまうのが面白い。
では、「運気がよくなる」「病気がよくなる」はどうしてかというと、「さる」で「去る」なので、「悪いことが去る」「病が去る」などにつながるから。さらに「紅白」というように「赤」はめでたい色としても使われてきた。
ついでに、60歳の還暦に赤のちゃんちゃんこを着るが、還暦は干支が一巡し(以前のBlogココ)、生まれた年の干支に戻るから。赤子に戻るということで「赤」になっている。