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2020年3月23日月曜日

流す前の便座フタが感染を防ぐ



トイレが終わった後に,フタ開けたまま流していませんか?

トイレのフタを閉めずに流すと,水洗の勢いで病原菌が約2メートル飛び散るとのこと。先日このBlogに書いた(ココ),ハンドドライヤーと同じことで,細菌やウイルスは飛び散ります。

ユニットバスの場合,同じ部屋に洗面台があれば,クシや歯ブラシなども汚染されることになります。

流す前にフタを閉めることで,この飛散を防げるというわけです。

トイレの壁につくだけでなく,空気中に漂うことになるそうで,90分経った後でも、個室内の空気中に菌やウイルスが検出されるとのこと。

誰が使ったかわからない公共のトイレは,その意味では危険ということになるので,使用後はしっかり手洗いなどが大事でしょう。

自分の分で汚染されるのではないということで,今まで適当に洗っていましたが,改めて,トイレの後の手洗いの大事さを考えさせられます。


2019年8月2日金曜日

脳梗塞の予兆「半側空間無視」症状を自己判定する方法



昨日の,夏場の脱水で脳梗塞が起こりやすいという話の中で,脳梗塞の予兆として出てきた「半側空間無視」について説明します。自分でこの症状があるかどうかの判定方法もご紹介します。

「半側空間無視」というのは、脳の片方で血管が詰まって(要するに脳梗塞)起きる症状で,多くは右側の脳で障害が起きます。

その結果,視野の左側の空間や物体が認知できなくなります。「半側空間無視」症状があれば,脳梗塞の予兆と考えましょう。

日常生活場の動作で、左側に置かれた食事を食べ残すとか、左側にある障害物にぶつかるということが見られます。しかし,他の人が観察することはあっても,自分では判断できません。

しかし,自分でできる試験があります。「線分二等分試験」というもので,下の横線を見てください。線分が両目の距離より長めになるように,サイズを大きくするか,顔を近づけるかしてください。










左片目にして,この直線の中央を指で押さえてください。

次に右片目にしてその場所を確認してください。

「半側空間無視」の症状がある方は,左側が欠けて見えるので,線分の中央より右側に指を置いてしまいます。

中央に指が置けない人は,すぐに病院に行きましょう。

ところで,血管が体のどこかで詰まっているか判定する簡単な方法ですが,血圧を右手と左手で測ってみましょう。左右差がある場合は,血管が詰まっているか詰まりかけているので,病院に行きましょう。

2019年3月31日日曜日

知っとかないと;空き巣がガラスを割る方法とその対抗対策



先日のニュースで,東京・杉並区の女性アパートに侵入して,刃物で背中を刺し死亡させた事件で,犯人は屋根を伝いベランダに入って窓ガラスを割って侵入した。

ニュースで,犯人がガラスを割るのに「焼き破り」という方法を使ったとのことですが,どんな方法なんでしょうか? 対策はあるのでしょうか?

一般に住宅侵入事件で,50%が施錠していない玄関ドアか,施錠していない他のドアや窓から。そういう意味では,施錠は大事。

残りの大部分の40%の住宅侵入事件では,施錠していても窓やベランダの「ガラス破り」による侵入が多い。

バールなどでガラスを割る「打ち破り」方法では,ガラスの割れる大きな音を立ててしまう。

そこで,マイナスドライバーで,窓の枠とガラスの間に衝撃を与えると簡単にガラスが割る「三角割り」遠いう方法がありますが,これでも打撃の音がします。

今回ニュースに出てきた「焼き破り」という方法は,バーナーでガラスの一部を熱するだけ。ガラス板の一部が熱くなって急激な温度差が生まれると,たくさんのヒビが簡単に入ります。音がほとんど出ないでガラスを割ることができます。

さて,対抗するにはどうするか。犯罪者にとって5分以内に侵入できない場合,侵入を諦める確率が高い。そこで,考えられる対策は,
  • ともかく,施錠。
  • 鍵は複数にする。補助錠の設置。
  • ガラスに防犯フィルムを貼って簡単に割れないもしくは割れるのに時間がかかるようにする。
  • 防犯カメラの設置。夜なら,防犯ランプも有効。

2018年12月25日火曜日

猛毒ソウシハギが危ない!



先日,三重県で猛毒のソウシハギがカワハギと間違って販売されたと,ニュースになっていた。幸い,中毒や入院のようなニュースが出ていないので,大丈夫だったみたいでよかったです。

売られていた時は,皮を剥がれていたので,カワハギと見分けがつかないから。

ソウシハギの毒は,「パリトキシン」といって猛毒。その内蔵にパリトキシンが含まれるが,実は,内臓以外は食べても大丈夫。

「パリトキシン」は,ソウシハギだけでなく,アオブダイやブダイの内臓にも含まれている。これらも,内臓以外は食べても問題ない。実際,沖縄県、奄美大島などではいずれも一般的な食用魚とのこと。

「パリトキシン」毒の由来はよくわかっていないようだが,プランクトンや微生物由来の食物連鎖でこれらの魚の内臓で濃縮されているらしい。

ソウシハギは,体表の文様が草紙文様のようで,仲間のカワハギとは全く違うが,一度皮を剥いでしまうと同じようになってしまう。カワハギの肝は,海のフォアグラと言われて美味なだけに,ソウシハギの肝を間違って食べると大変なことになる。

「パリトキシン」毒は,かなり複雑な化学構造をしていて,細胞膜のナトリウムチャネルに影響を与え,ナトリウムイオンの透過性をあげる。

マウスに対する半数致死量は0.15 µg/kgで、フグ毒のテトロドトキシン(8 µg/kg)よりも強いとのこと。体重50kgの人に対する致死量は,(半数致死量の倍として)計算すると15µgと半端なく少ない。


2018年9月8日土曜日

自宅の地盤の強さを知る方法



北海道の大地震で被災された方には、心からお見舞い申し上げます。また、まだ行方不明の方が生還できるようお祈り申し上げます。

今回の震源は、過去に大きな地震があった場所ではなかった。そういう意味では日本中どこでも地震は起こるということなのかも。

2016年の熊本大地震の時も、岩盤の上にあった土地ではほとんど被害がなかったが、川伝いの扇状地では大被害にあった。

ご自分のお家の土地の地盤の強さや地震の起こりやすさ、浸水などが起こった場合の浸かる深さなどが分かるサイトをご紹介します。

地盤調査関連のジャパンホームシールド(株)が開設している「地盤サポートマップ」というもので、新しく土地を買うならチェックしておいた方が良いかも(ココ)。

他にも、防災科学研究所のHPでは、活断層などのマップが見れるサイトも(ココ)。

幸い、うちは地震で大きく揺れない場所でしたが、浸水の可能性は高めでした。


2018年8月7日火曜日

「全国地震動予測地図2018」から分かることと分からないこと



もう少し前、政府の地震調査委員会が、今後30年以内に震度6弱以上の大地震に遭う確率を示す「全国地震動予測地図」の2018年版を公表した(↓)。

震度6弱というのは、古い木造家屋やブロック塀などが壊れる目安。

6月にあった大阪北部地震が、ちょうど震度6弱。

「自分の住む地域の揺れやすさを確認し、耐震化の診断、準備をしてほしい」とのこと。

マップはココで、もっと詳細に見れて、自分の住んでいる町レベルのリスクが分かります。

ただ、東大の地震学者ロバート・ゲラーさんによると、地震は予知できないので、この地図は全くのウソとのこと。

学者は、予知できると主張することで、政府から援助資金を得ているので、予知できなくてもできると主張しているとのこと。

1,600億円の税金をつぎ込んで、熊本地震も大阪北部地震も予知できていないわけで、どうして予測マップを信じられるのでしょうか。

真偽いずれにせよ、日本ではどこでも大地震は起こり得るそうです。その時に備えましょう。

2018年7月18日水曜日

チョウセンアサガオ:誤って食べるとアブナイ



もう少し前、岡山県で、チョウセンアサガオをクウシンサイと勘違いし、葉と茎をいためて食べて、意識障害などの食中毒で入院したとのニュースがあった。

チョウセンアサガオは南アジア原産で、名前の朝鮮が原産という訳ではないそうだ。かなり有毒で、食べると意識障害・幻覚などの症状がでる。調理・加熱しても毒性は減らない。あまり知られていないが鎮痛剤・麻薬にもなる。

江戸時代の医者、華岡青洲が、世界初の全身麻酔手術に成功した時に使ったのもチョウセンアサガオ。

チョウセンアサガオは、花がアサガオのようなロート状の白い花を咲かせる。今回間違われた空芯菜(エンサイともヨウサイとも)も同じような花を咲かせるので、間違ったのかも。

ただ、チョウセンアサガオの葉は、丸めで大きい。一方、空芯菜の葉は細長い。「空芯」というくらいで、茎は中が空洞のストロー状になっている。

他にも、チョウセンアサガオの根をゴボウと間違えたり、つぼみをオクラと間違えた事例もあるとのこと。


右:チョウセンアサガオ
左:空芯菜

2018年7月10日火曜日

西日本豪雨:浸かった車は動かしてはいけない



西日本を襲った豪雨が始まる最初、数10年に一度の豪雨なので注意しましょうというのが、ニュースごとに連呼されていましたが、本当になってしまいました。

被災された方には、改めてお見舞い申し上げます。知人が広島で被災したとメールがありました。他人事ではないと改めて思います。

被害者の数はまだ増えていて、13府県で死者は128人、行方不明や連絡が取れない人は79人となっているそうです。

もし、車が浸かった場合、動かすのは危険。国土交通省の情報を見ると、見た目は大丈夫そうでも、感電事故や車両火災の危険があるそうで、「自分でエンジンをかけない」「バッテリーのマイナス側のターミナルを外す」。

車のマフラーの高さ以上に水が入った場合、フロアには各種配線があるので、再始動によって感電や発火のおそれがあるとのこと。まず、自動車メーカーや消防署に連絡すること。

また、車に乗っていて、動かなくなって浸水してきた場合は、窓・ドアをできるだけ早く開ける。

ドアが開けられるなら、すぐさま出て逃げる。ドアが開かず出られなくなったら、慌てず水がある程度入るのを待つ。そうすると水圧差が小さくなりドアは開けやすくなる。








2018年5月19日土曜日

山菜と間違えてイヌサフランを食べ死亡も 注意点


先日、イヌサフランを山菜のギョウジャニンニクと間違えて食べた人が、食中毒で亡くなったというニュースがあった。

北海道の人で、自宅敷地に生えていたギョウジャニンニクを採取した時に、イヌサフランも一緒に採り、ジンギスカンに入れて食べて中毒になった。

これまでにも、イヌサフランによる中毒や死亡例が時々起きている。

イヌサフランは、コルヒチンという細胞内の微小管を破壊する猛毒が含まれている。下痢や嘔吐のほか、肝障害や呼吸不全を起こす。

イヌサフランの葉はギョウジャニンニクによく似ている(↓)。区別するには、葉を少しとって、指で揉んで潰すとニンニク臭がするのが、ギョウジャニンニク。

イヌサフランのりん茎はジャガイモやタマネギと間違えられたこともある(↓)。

また、名前のように、サフランとも似ているので、パエーリアに使うサフランと思って雄しべを間違って使う事故も起こっているそうだ。


イヌサフランの花












サフランの花













イヌサフランの鱗茎












ギョウジャニンニクとの比較

2018年2月8日木曜日

車が雪に埋もれてエンジンかけると危ない理由


ここしばらくの寒波は尋常ではないですね。大陸から冷たい空気が日本列島に集中しています(↓)。特に福井県では、積雪136cmという記録的大雪で、「昭和56年豪雪(五六豪雪)」以来とのこと。

そのような中、福井市内でエンジンのかかった車が雪に埋もれていて、乗っていた50代の男性が死亡が死亡していたニュースがあった。

車が雪に埋もれた状態で、エンジンをかけるのは危ない。雪でマフラーの排気口がふさがれると、排ガスが車内に入り込み、一酸化炭素中毒になる恐れがある。

マフラーの排気口が完全にふさがれると、エンストしてエンジンはストップするので、中毒にはならない。ところが、雪のように空気を少し通すようなものでふさがれると、エンジンは動いたままになるが不完全燃焼状態になるので、一酸化炭素を出すことになる。

一酸化炭素は、空気より重いので車の下側にたまり、エアコンの外気導入口から車内に吸い込まれていく。エアコンを止めたり内気循環にしても、車の隙間などから車内に入ってくる。

ご存知のように、一酸化炭素は無臭で、車内で増えてもまったく気づけない。少し吸い込んだだけでも軽い頭痛や疲労感などの中毒症状になり、さらにめまい、耳鳴り、吐き気などの症状があらわれる。そのまましてると、死亡することになる。

車が雪で埋もれた場合、まずマフラーのまわりの雪を除くこと。できないくらい積もった場合、エンジンを切ること。

下の下は、JAFが行った実験のYouTubeムービー。











2018年1月19日金曜日

北朝鮮核実験で日本も被曝してないの?


少し前のニュースによると、北朝鮮核実験から放射能がやっぱり漏れていた。核実験場から20キロの集落にいた脱北者に染色体異常が見られた。

その人のインタビューから、数年前から村人に原因不明の体調不良が続出していて、「鬼神病(おばけ病)」と呼んでいるとのこと。

同じような症状に悩んでいる脱北者は複数いて、いずれも「核実験場」付近の出身。症状から考えて、かなり高濃度の被曝と予想される。

北朝鮮は、今まで6回の核実験をしていて、直近は昨年9月8日。地下核爆発実験だが、実際には漏れていて、韓国の原子力安全委員会は、放射性核種キセノン133を大気に検出している。

しかし、今のところ日本のスピーディ(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)では、放射線は検出されていないらしい。

ただ、実験後に地下坑道で崩落事故が起きていることが分かっている。核実験の爆発で地盤が緩んだことが原因らしく、核実験場がある山の下に60メートルから100メートルの空洞ができているらしい。

今後の核実験でさらに崩落が起きた場合、本格的な放射能漏れを引き起こす懸念がある。北朝鮮のミサイルも怖いが、核実験だけでもかなり怖い。



2017年12月17日日曜日

スマホが燃え始めたらどうする? 対策は?


先日のニュースで、東京メトロ銀座駅で、携帯電話の充電器から出火事故があったそうです。

乗客の男性が持っていた携帯電話の充電器が、改札口付近で突然発煙、発火し爆発した。幸いけが人はなかった。

他にも、東京のJR神田駅のホームで、リュックサックの中にあった携帯電話が発火して、背中から煙が出て、山手線などが一時運転を見合わせた。

また、昨年の米国の飛行機内でサムソンのスマホの発火事故は有名で、その後サムソン製の同機種の機内への持ち込みが禁止されることが、日米でも起こった。

スマホのリチウムイオン電池は大容量で長持ちするのは便利だが、その分、トラブルが起こると半端なく発煙し発火する(↓)。

スマホが燃えだしたからといって絶対水をかけないこと。水をかけると、さらに反応が進むので危ない。

煙が出始めると、スマホはすでに救うことができないので、すぐに爆発に備えてバケツのようなものに入れて、そこから離れる。消化器が手元にあれば使っても大丈夫。

ところで、スマホの電池はこれだけの発火能力があるので、サイバー攻撃でスマホが乗っ取られることも今後でてくるかも。テロの手先になる可能性はいつでもありうる時代になってきている。















YouTubeから


2017年9月30日土曜日

携帯・タブレットバッテリーでの発火事故の原因:気をつけるポイント


今月11日に東京のJR山手線神田駅で男性が背負っていたリュックサックが発火する事故が発生した。リュックに入れていたモバイルバッテリーが発火したためだった。

また、24日には新幹線で乗客のタブレットから発火して煙が出た。

最近の携帯・タブレットなどの小型バッテリーには、リチウムイオン電池が利用されている。

リチウムイオン電池は、大容量の電気を蓄えることができて軽量だし、充放電の繰り返しもでき急速充電もできるメリットがある。

一方、充電時に電池の電圧が大きく上昇し異常発熱がおこるなど、非常に不安定な状態になりやすい。また、強い衝撃を受けると内部で変形して電極が接触してショートすることがある。

また、安価な中国製やノーブランドだと、電池生産時に金属粉等の異物が混入し、電極間をショートすることがある。中国で、通話中にスマホが爆発しての死亡事故も報告されている。リチウムイオン電池は発火しやすいと思っていないといけない。

携帯ではないが、2013年の飛行機のボーイング787でリチウムイオン電池が発火したことがあった。最初米国ボストンで発火事故があり、そのあとすぐ山口宇部空港発羽田行きの別のボーイング787で発火事故があった。

リチウムイオン電池は発火しやすいということで、2016年の4月から、旅客機でのリチウムイオン電池の貨物室への預け入れが禁止になっている。

貨物室では温度変化が激しく湿気で水分が付着して発火する恐れがあるのが理由。携帯やタブレットの機内へ持ち込みはOKだが、貨物に預けられないということ。貨物に預けていて、中国についたら没収されたという逸話もある。

最近のスマホは耐水性が高いということになっているが、信用できるほどではない。リチウムイオン電池は水に触れると確実にショートするので、水には注意が必要。

ついでながら、濡れているスマホに充電するのは自殺行為です。実際、ロシアで入浴中にスマホを充電して感電死した人がいる。

まとめると、携帯・タブレットバッテリーは発火しやすいことを意識すること、外国産の安物の電池は使わない、水に濡らさない、衝撃を与えない、など気をつけることが大事でしょう。

 



2017年8月14日月曜日

セアカゴケグモの列島進撃 ヒアリも?


「ヒアリ」が日本の各地で見つかって、先日はついに大阪で女王アリも見つかり、日本に完全上陸するのはもう間違いない。そうなると、どのくらいの速度で拡散していくものだろうか?

セアカゴケグモが日本に上陸したのは、1995年。大阪の関西空港のそばでだった。その後、山口県岩国でも発見され、山口市や広島市でも見つかっている。先日は、防府市でも見つかったというニュースもあった。今はどのくらい日本に広がっているのかしら?

上陸当初は、キングコブラよりも強い猛毒を持つということで、大騒ぎになったが、毒の量は多くはないので、死ぬことはないということで、あまり騒がなくなった。

しかし、そうこうしているうちに、確実に拡散したようで、現在青森と北海道を除く全県に広がっている。クモは飛べないので行動範囲が狭いはずだが、それでも確実に拡散している。まさに、セアカゴケグモの進撃。

自分で移動して拡散しているというよりは、現在は流通が日本全国に発達しているので、トラックなどに便乗しているのかも。

ヒアリの場合、羽アリは遠く飛ぶことができるので、クモよりもずっと早く日本中に拡散することになるだろう。

ダニ、ヒアリ、クモ、蚊など危ない生物がどんどん増えますね。


2017年8月4日金曜日

子供が危ない:ヤマカガシの毒は死ぬことも



先月末に、兵庫県伊丹市で小学5年生の男の子がヘビにかみつかれて一時、意識不明になった。ヘビは「ヤマカガシ」だった。

男の子は、友達らと公園でヘビを見つけ捕まえた。このときに、右手首をヘビにかまれた。帰宅後に出血が止まらず意識不明になった。その後、病院での治療で回復したという。

ヤマカガシは、どこにでもいるヘビ。うちにも垣根の中にいたこともある。噛まれても毒がないという人も多いが、本当は、ヤマカガシの毒は猛毒。

ヤマカガシの毒は奥歯にある。大人の場合、噛まれても奥歯が皮膚に食い込むことはほとんどないが、子供のように小さい場合、奥歯まで使って噛めるので毒が回り重篤化し、死亡するケースもある。

ヤマカガシの名前の「カガシ」は「へび」という意味で、「山の蛇」ということだが、実際にはかなり人が住んでいる場所にもいる。カエルが主食で、攻撃性のない大人しいヘビと言われている。ただ、攻撃的なヤツもいるので注意が必要(以前のBlog「ヘビのヤマカガシが飛びついてきた」ココ

今回ヘビに噛まれた子供はヘビを怖いものと学校や親から習っていなかったのだろうか?友達が捕まえたヘビを持っていたというから、この友達もアブないところだったかもしれない。

もし、ヘビに噛まれたら毒を吸い出すために、日頃からポイズンリムーバーを1つ持っているとよい。






2017年7月21日金曜日

入浴スマホ 日本人の3割 感電死も


日本人の3割がお風呂でスマホを使っているらしい。

今月9日、米国テキサス州の14歳の少女が入浴中に充電中の携帯電話を使って感電死した。コンセントに繋いだまま、水につけるのは自殺行為。実は、入浴中にスマホを使って亡くなる人は後を絶たない。

最近のスマホは防水になっていて、水の中に浸けて大丈夫としているCMもあるくらいだが、充電器はそうはなっていない。

それでは、スマホの防水機能を信じてバスタブの中で使っていいかというと、やはりリスクはゼロではない。

スマホの内部に水が入らないようにシリコンラバーなどでシールしてあり、外部端子の部分もパッキンが付いているはずだが、それらが劣化していたとしたゾっとするでしょ。

スマホのメーカーのサイトでしらべてみると、防水機能があっても完全防水というわけでないらしく、例えばiPhoneは耐水性能はあると書いてあるが、水に浸けての故障は保証外でお風呂で使って壊れても保証されない。

どうしてもスマホをお風呂に持って行きたければ、専用のスマホ防水ケース(↓)もしくはZIPロックの袋に2重に入れましょう。

夏場、海に行ってスマホを海水につけるのは、かなり危険。塩水の中は電気が簡単に通るからだ。万が一、海水に浸かった場合は、水道水でしっかり洗い、水分が完全に乾燥してから使用した方が安全。

海水に浸かったスマホをそのまま充電すると、冒頭の亡くなった少女の二の舞になるかも。


2017年4月16日日曜日

こんな食べ物にも毒がある(2)トマト、ウナギ、ハチミツ、ぎんなん、チョコ

 私たちが日常食べているものの中には、意外なものに毒があります。前回に引き続き上げてみました。

まず、「トマト」「ナス」。トマトを含めナス科の植物には、毒性のアルカロイドが含まれている。トマトには「トマチン」というアルカロイドが含まれていて、食べ過ぎると腹痛を起こす。未熟のトマトは完熟のものに比べ、10倍以上「トマチン」を含んでいる。

日本人の大好物「ウナギ」にも毒がある。ウナギの血の中にタンパク性の毒素が含まれていて、生で食べると下痢、吐き気などの中毒症状を引き起こす。大量に食べると死亡することもある。

そのため、「ウナギ」の調理する場合、注意が必要で、目に入ると結膜炎を引き起こす。この毒素は加熱で失活するので、白焼き、蒲焼には毒はない。「ウナギ」を刺身では食べてはいけない。

ハチミツ」も用心が必要。ミツバチが集める蜜がツツジの仲間の花が持っている蜜の場合、中毒物質「グラヤノトキシン」が入っている。この植物毒は細胞膜を脱分極させて、骨格筋や心筋の収縮を強めたり、神経麻痺を起こす作用がある。

この中毒は「マッドハニー病」と呼ばれていて、国産のハチミツは成分が検査されているので問題ないが、安い中国産は注意が必要。

ハチミツには他にも、「乳児ボツリヌス症」を引き起こす可能性がある。ボツリヌス菌芽胞が含まれていることがあるので、特に重症化する感染症です。1歳未満の赤ちゃんにはハチミツを与えてはいけない。

先日、東京都で、離乳食としてハチミツを与えられた生後6か月の男の子が「乳児ボツリヌス症」で死亡した。
ぎんなん」にも「4'-MPN」というアンチビタミンB6毒が含まれている。多量に摂取すると呼吸困難やけいれん、嘔吐を起こす。大人だと、40個以上食べると症状が出てくる。ただ、子供や年寄りの場合、7個でも危ない。


チョコレート」や「ココア」には、テオブロミンというアルカロイドが含まれている。ホスホジエステラーゼ阻害薬として作用するので、症状としては、心拍数の増加、血管拡張、気管支拡張、および利尿作用がある。人が食べても問題にはならないが、犬にあげるとチョコレート中毒を起こし、死ぬこともある。


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2017年4月2日日曜日

こんな食べ物にも毒がある(1)豆、ジャガイモ、ワラビ、りんご、梨

私たちが日常食べているものの中で、意外なものに毒があります。

以前のBlogで紹介した、豆の仲間はレクチンという毒を持っていて、食べ過ぎるとお腹を壊したりします(以前のBlogココ)。

ジャガイモはご存知の通り、芽の部分や芽の根元にはソラニンというアルカロイドが含まれていて、嘔吐や下痢を引き起こす。

また、山菜にも毒を持っているものは多く、フキノトウは肝毒性が強いペタシテニンという毒を持っていて、食べ過ぎるのは危険。ワラビもアク抜きせず食べると中毒症状を起こし、牛でも死に至ることがあるほど(以前のBlogココ)。

バラ科のりんご・なし・桃・スモモ・さくらんぼ・アンズなどの種にもアミグダリンという成分が含まれていて、加水分解されると青酸に変化する。

人によってお腹を壊す程度だが、ミキサーなどで種のままジュースにするのは避けた方がよい。

なしを木からもいだ直後は果肉にも少しは含まれているので人によってはお腹を壊すことになる。


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2017年3月9日木曜日

フキノトウ:間違って食べると毒が大変

この初春の時期、山菜のフキノトウが出てくる。天ぷらにすると、ちょっと苦味があって大人の味で美味しいですよね。

ただ、フキノトウには、肝毒性が強いペタシテニン(別名フキノトキシン)というアルカロイドが含まれているので、食べ過ぎるのは危険だそうです。

そもそもどの山菜にも毒性の成分が含まれていて、例えばワラビもアク抜きせず食べると中毒症状を起こし、牛でも死に至ることがあるほど。また山菜には発がん性のある成分も多い。

ところで、フキノトウは、ご存知のようにフキの花の蕾。トウは「トウが立つ」という時の「トウ」のことで、この時期だとハクサイなどは花芽が出てきて終盤を迎えると、「トウが立つ」というわけ。

フキノトウは、野山に行けばそこかしこにあるので、自分で採ってきて料理するのは風流でよいのですが、フキノトウの芽と区別できない植物の芽がある。

ハシリドコロの新芽は、フキノトウと同じ時期に見つけることができる。フキノトウよりさらに毒性のあるアルカロイドを持つので、かなり危険。見分けるには、ハシリドコロはごつごつした太い根だが、フキノトウは白い根が横にのびている(参照はココ)。

山菜やキノコは、野外でタダで手に入るが、よっぽど自信がない限りたくさん食べないことです。


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2016年12月13日火曜日

自動ブレーキを自動車の標準装備に

自動車メーカーの多くで、自動ブレーキが装備された車が続々と出てきている。

少し前は、エコカー減税やハイブリッド車の開発などもあって、燃費のよい車ほど人気があったように思うが、時代は自動ブレーキなど安全に移ったように思う。

たしかに、燃費がよくて節約できるのはうれしいが、誰にとっても安全の方がもっと大事でしょう。

先日、自動車の保険会社が、自動ブレーキを搭載した車の自動車保険の保険料を9%程度割り引くと発表した。逆に言うと、装備していない車は、保険料が高くなるということ。

保険会社にとってみれば、自動ブレーキを搭載した車は事故を起こしにくい車なのだから当然かもしれない。

最近のニュースに多い、高齢者の運転ミスでの重大事故も自動ブレーキができれば、ずいぶん減らすことができるだろう。

いっそのこと、自動車の標準装備にしてもよいのではないでしょうか。自分がいくら気をつけていても事故にまきこまれるかもしれない。どの車もぶつからない車になれば、不幸な事故がほとんどなくなるに違いない。


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