2019年1月18日金曜日

「長崎ちゃんめん」と「リンガーハット」は同じ?



前々から,「長崎ちゃんめん」と「長崎ちゃんぽんリンガーハット」は同じものかと,勝手に疑っていました。

というのは,どちらも建物の屋根の上に赤いとんがり屋根があって区別できないから。

この両者,経営は全く別の会社。長崎県のいわゆる「長崎ちゃんぽん」という料理は,中華料理を参考にして長崎で考案されたもの。このちゃんぽんをチェーン店で初めて展開したのが,「長崎ちゃんめん」。

株式会社ジー・ネットワークスが,山口県山陽小野田市で1号店をスタートする。この会社は,「おむらいす亭」や中華料理の「敦煌」も外食チェーンとして展開した。現在は,名古屋に本社を置くジー・テイストに吸収されている。

ジー・テイスト傘下には,「村さ来」「とりあえず五平」「壁の穴」「焼肉屋さかい」「カルビ大陸」などその数は80を超えるチェーン店がある。

一方,リンガーハットは,株式会社リンガーハットが経営していて,傘下にはとんかつの「濵かつ」もある。実は,この会社は,「濵かつ」からスタートしている。

リンガーハットの名前は,長崎グラバー邸のそばに建っている「リンガー邸」を作ったフレデリック・リンガーという英国商人の名前にあやかったもの。

ちなみに,医学で使うリンガー(リンゲル)液は,フレデリックの兄のシドニー・リンガーが発明したもの。

「リンガーハット」のハット(hut)は小屋とか小さな家という意味。ピザハット(Pizza Hut)の「hut」も同じで,「ピザの小屋」という意味。

というわけで,「長崎ちゃんめん」と「リンガーハット」は,全く別物でした。面白いのは,「長崎ちゃんめん」のお店は長崎県にはないのです。




2019年1月17日木曜日

凧揚げではなくイカあげだった



正月や冬の風物詩の凧揚げも,今はほとんど見なくなりましたね。

凧揚げの習慣は,平安時代中期にはもうあったみたいで,和凧は竹の骨組みに和紙を張って紙の尾をつけたもの。

ところで,凧揚げの「タコ」は,あの海の生物の蛸でしょうか?凧が「タコ」と呼ばれるのは,凧がいくつもの長い紙の尾を垂らしている姿かららしい。

実は,もともと「イカ」「いかのぼり」と呼ばれていたのが,関東では「タコ」と呼ぶようになった。

凧は,英語では鳥のトンビ、フランス語ではクワガタムシという意味と同じ。

中国でも,トンビとして呼ばれいて,歴史的には軍事目的で,鳥に似せて敵に悟られないように味方に合図を送るのに使われていた。

現在の中国語では,「風箏」。「風の琴」という意味で、もともとは凧に笛をつけ、飛ばすと琴のような音色が聞こえたそうです。

さて,日本で「イカ」が「タコ」に変わった逸話があります。「いかのぼり」が江戸時代にブームになって,喧嘩が絶えなくなり死者が出る始末。

幕府は,ついに明暦元年(1646年)に「いかのぼり禁止令」を出します。それでも止められない庶民は,足を増やして「イカ」ではなくて「タコ」と屁理屈で反発。

その結果,「イカ揚げ」でなく「タコ揚げ」になったとさ。


2019年1月16日水曜日

今年の恵方巻きの方角?2019年



まだ早いですが、もうすぐに節分(2月3日)。節分は、季節を分けるという意味で、その翌日が「立春」で、暦的には春ということになります。今年の恵方は「東北東」。

「恵方巻き」は、節分にその年の縁起のよい方角(恵方)に向かって、丸かぶりで食べると縁起が良いととのこと。無言で、時には目をつぶって、願い事を思い浮かべて食べる。ところで、この習慣、そんなに昔からなかった。

「恵方巻き」の名称は、1998年(平成10年)にセブン・イレブンが全国発売にあたり、商品名に採用したことによるらしい。それ以前は「丸かぶり寿司」などと呼ばれていて、 関西がもともと由来らしい。全国に広がったのは、コンビニやスーパーの企てらしい。

「恵方」の意味ですが、歳徳神(としとくじん)がいる方向のこと。歳徳神は、陰陽道で、その年の福徳を司る神のこと。恵方に向かって祈ったり食べるのは、この歳徳神に今年の吉をお願いしていることになる。

太巻きには、7種類の具材が使われており、商売繁盛や無病息災を願って七福神に因んだもので福を巻き込むという意味があるそうです。



恵方巻

2019年1月15日火曜日

「こんにちは」vs「こんにちわ」:どっち?




メールを出していて、突然「こんにちは」と「こんにちわ」どちらか正しいか、迷ってしましました。

こんな時は、ググってみるとよいです。「こんにちわ」1,116万件、一方「こんにちは」は1億5,800万件と出てきます。多数決で、「こんにちは」が勝ち。

実際,日本語として正解は、「こんにちは」。挨拶の「今日はご機嫌いかがですか」の短縮が「こんにちは」だから。

ちなみに、「おはよう」は、「お早いお目覚めですね」の短縮。また、「こんばんは」は、「今晩はいい夜ですね」の短縮。というわけで、「こんばんは」が正しく、「こんばんわ」は正しくない。

「こんにちは」をさらに短縮して「こんちわ」「ちわ」と言いますよね。それで,「こんにちわ」と間違いやすくなるようなんですが,元々の意味を考えると、やっぱり「こんにちは」を使いたいところです。




2019年1月14日月曜日

「檄を飛ばす」80%の人が間違って使っている



昨年秋、文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、皆が勘違いしている慣用句が紹介されていました。

以下はどちらが正しいでしょうか?

問題1「なし崩し」について、(例文:「借金をなし崩しにする」)

  1. なかったことにする
  2. 少しずつ返していくこと
問題2「げきを飛ばす」について、(例文:「社長が部下に檄を飛ばした」)

  1. 元気のない者に刺激を与えて活気づける
  2. 自分の考えを広く人々に知らせ同意を求める
問題3「やおら」(例文:「彼はやおら立ち上がった」)
  1. ゆっくりと
  2. 急に、いきなり
問題4 どちらの言い方を使いますか?
  1. 采配を振る。
  2. 采配を振るう。


答えは、
問題1は、2。
問題2は、2。
問題3は、1。
問題4は、1。

言葉は、時代とともにだんだん変わっていくものかもしれないですが、それぞれに由来があるので、やはり正しく使いたいものです。