2019年6月4日火曜日

「くまモン」は熊ではなかった



ご存知「くまモン」は,熊本県のキャラクター。

「くまモン」は、2011年の「ゆるキャラグランプリ」での優勝をきっかけに知名度が上昇。たぶん,ゆるキャラの中でもっとも成功しているでしょう。

「くまモン」は熊と思っていたら,そうではないそうです。そもそも,九州には熊はいません。熊本の「熊」と「者」の方言「モン」だそうです。

「くまモン」は、中国でも人気になっているそうで,「熊本熊(ションベンション)」というそうです。

熊本県は,もともと中国向けに「酷MA萌(くまモン)」といって紹介していましたが,意図に反して,中国では「熊本熊」が定着しているとのこと。

「熊本」は中国語の発音で,「ションベン」になってしまうのは,ちょっと残念ですね。

ところで,台湾にも「くまモン」に似た人気のキャラクターがいます。こちらは「高尾熊(ガオシォンシォン)」と言って,台湾固有種の熊タイワンツキノワグマをモチーフにしています。

以前に高尾の動物園に行った時の,タイワンツキノワグマのムービーをYouTubeにUPしています(↓)が,日本のツキノワグマに似ています。

台湾には,同じ熊をモチーフにした交通部観光局のPRキャラクター「 喔熊(オーション)」というのもいます。こちらはだいぶ悪ガキの顔をしています。

これらのキャラは,いずれかがパクリなのかもしれませんが,熊本と台湾は仲良く交流しているようで,いろいろなところにセットで出てきます。


左から,高尾熊,くまモン,オーション。







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