2019年6月18日火曜日

ぜひ見てほしいこの映画「セデック・バレ」


最近 Amason FireTV stickを導入してから,DVDをレンタルすることもなくなり,映画を簡単に見れるようになって,リピートして見ました。

「セデック・バレ」 という2011年の台湾映画です。

広島と長崎に原爆を落とされて民間人がたくさん殺され,米国を非人道的と避難する我々日本人ですが,台湾に対して日本がやってきたことは,米国と変わらないと気づきます。

「セデック・バレ」 というのは,「真の人」という意味。原住民の1つセデック族は,他部族の首狩りをやって一人前になり「セデック・バレ(真の人)」になれます。

日清戦争後、台湾に進駐してきた日本軍の支配下に入るのですが,差別的扱いについに立ち上がって戦うことになります。台湾の原住民にとってみれば、日本は侵入者だったわけですから。

日本軍は,森林の野戦でセデック族に歯が立たず,零戦から毒薬爆弾を撒き散らし,辛くも勝利します。戦闘に関わらない女子供も関係なく。

監督はウェイ・ダーション。ミッション・インポッシブル2 やレッドクリフの ジョン・ウーが制作についています。台湾映画史上最高の制作費の大作で、全2部作、第1部は143分、第2部は131分。

現在の台湾は、親日の国ですが,今でも抗日運動は見られます。日本が占拠した時代にインフラ整備など,台湾にはよくしてやったと上から目線の日本人が多いですが,彼らを押さえつけた時代でもあったのです。

台湾映画史上最高額の制作費の大作で、全2部作。見応えがあります。


セデック・バレ


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