2019年6月21日金曜日

ペットにマイクロチップ装着義務



犬猫へのマイクロチップ装着義務化する改正動物愛護法が12日に成立しましたね。

マイクロチップは、直径約2ミリ、長さが8~12ミリの大きさで、医療行為なので、動物病院で獣医さんが行います。専用のインジェクターで動物の皮下に埋め込みます。

マイクロチップに,飼い主の名前,連絡先、ペットの種類、名前などが記録されていて,専用の読み取り機で見ることができます。

この法律ができたきっかけは,3.11で被災して逸れた犬や猫のうち,迷子札のついていない首輪のみの場合、飼い主が判明したのは犬は0.5%のみ、猫の場合はゼロでした。

今回の法律で迷子札の装着義務にしてもよいところですが,迷子札は外れることもあり,デジタル情報として管理するには,マイクロチップがずっと便利。

また,いらなくなったからといって,ペットを捨てるのを防ぐことができます。一度飼い始めたら最後まで看取るのは義務で,捨てるのは犯罪になります。

体に埋め込むので,少し抵抗はありますが,体の負担にはならないそうです。チップが発する電磁波による健康被害も問題ないとのこと。

費用は動物病院によって異なり、一般的には数千円~1万円程度。また、情報の登録に別途1,000円の費用がかかります。

うっかり大切なペットと迷子などで離れ離れになった場合に,できるだけ早く戻ってほしいでしょうから,この値段は安いものです。

今回の法律では,インターネットにぺットの虐待動画を投稿するなど、悪質なケースが後を絶たないので、改正法は動物虐待罪の厳罰化もしています。



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