本屋や図書館に行くと,腹痛や便意を催すことがあるでしょうか?
この都市伝説的な現象は,「青木まりこ現象」と言われていているそうです。
1985年に発行された「本の雑誌」に,青木まり子という読者が「本屋に行くと何故かトイレに行きたくなる」と投稿したのがきっかけ。
さて,この現象,アンケートが取られ,50%近くの男女が経験があると答えているそうです。
この現象を説明する説がいくつもあって,
1.紙のニオイ、インクのニオイが便意を催させる説
2.自律神経の「過敏反応」説:ニオイや活字を見ることが脳を刺激
3.トラウマ説:今までにトイレのない本屋で困った経験から
4.思い込み説:多くの人は人から聞いて自分もだと思い込んだため
5.過敏性腸症候群説:本屋でたくさんの本から探すストレスから
6.本棚に圧迫されているストレス説
まあ,1以外は多くの人に当てはめるにはどれも無理があります。ニオイ成分で便意が引き起こされると考えて,すでに「本屋の香りスプレー」というのが売っていました(↓)。
それにしても,ネットに無料の情報が溢れ,さらに本のネット販売もあるので,町の本屋さんは経営がかなりピンチですが,本屋さんに行って初めて見つける本もあるので,無くならないでほしいですね。