2016年2月12日金曜日

きのこの山、たけのこの里、そしてすぎのこ村?

きのこの山、たけのこの里は明治製菓の看板商品の1つ。これらの商品には、「すぎのこ村」という兄弟商品があった。この「すぎのこ村」の悲しい物語をご紹介。

実は、「きのこの山」が1975年(昭和50年)に発売されてから、昨年で40周年。その4年後の1979年から「たけのこの里」が販売されている。(きのこの山は40周年、現在記念キャンペーンとして、「福きのこ」が箱の中にまれに入っているそうです。)

ところで、「きのこの山」と「たけのこの里」は「きのこvsたけのこ戦争」というぐらいで、人によって好みが2派に分かれ、全世代でみると「たけのこの里」が70%と圧勝、ところが、40代以上では逆転する。この世代は「きのこの山」を先に食べたのが原因かもしれない。

「きのこの山」と「たけのこの里」がヒットしたということで、明治製菓は第3弾として「すぎのこ村」を1987年に発売した。CM(↓)もしっかり作られている。

「すぎのこ」は、「杉の木」をイメージしたもの。残念ながら、食べ物でもないし、分からない名前が嫌われたのか、翌年には販売終了になってしまった。

その後、コンセプトとパッケージをまったく変えて「ラッキーミニアーモンド」として販売された。しかし、結局売れずに販売終了。ところが、根強い希望があったのか、2005年には「すぎのこ村」として復刻版が期間限定で発売されている。ただ、現在は販売されていないようだ。

「すぎのこ村」は、ビスケットの棒にアーモンドとチョコレートでコーティングした、森永製菓の「小枝」に似たお菓子で、「小枝」と比較されたのが弱みだったわけだ。

明治製菓には、マーブルチョコレート、アポロ、コーヒービート、チョコベビーなどレガシーでなつかしいお菓子が未だに残っているのに、「すぎのこ村」は不運なお菓子なのだ。

ところで、きのこの山、たけのこの里のまがい物みたいなものに、ブルボンの「きこりの切株」(↓)というのがあるのをご存知でしょうか?












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