2018年7月27日金曜日

柘榴やサザンカの枝に白いカビ?:対策とコツ



もう少し前から、庭にある柘榴の実のすぐ下の枝やサザンカの新芽の枝に白いワタ状のものがビッシリついているのに気づいた。

そういえば、アブラムシがシークワーサの枝で同じように新芽の枝についていた。ただ、アブラムシは黒く、はっきりそれぞれの虫が区別できた。

今回はカビのように見えて、特に虫らしいものは見えない。

枝を切って、黒い紙の上で振ってみると、白い2ミリくらいの飛び跳ねる虫が出てきた。

調べてみると、アオバハゴロモの幼虫とのこと。ウンカの仲間で、成虫になるとウンカの形になるそうだ。

白い棉のようなものがひらひら枝から離れてくるが、これは幼虫が脱皮した殻や分泌物らしい。自分の周りも白くしてその中に姿を隠している。まるで白い忍者みたい。

幼虫は動き始めるとかなり早く動き回り、ぴょんと飛んだりする。

アブラムシと同じで、若い枝に取り付いて、栄養を吸い取っているらしい。こんな変な虫もいるのだと改めて感心する。

アオバハゴロモは漢字では「青羽羽衣」と書き、その学名は、「Geisha distinctissima」 。「芸者」という名前がついている。成虫はいわゆるウンカの形で、羽が大きく「はごろも」のようになるとのこと。

アオバハゴロモのターゲットの植物は広く、茶、ミカン、アジサイ、バラ、イチジク、ツバキ類、藤、柿、栗、桃、クチナシ、マサキ、カナメモチ、クワ、ユキヤナギ、コデマリ、梅、バジル、タンジー、ダリア、クレマチスとなんでもあり。

植物全体につかない限り影響なさそうなので、一部は歯ブラシでのぞいて後は退治しないでそのままにしておいて様子を見ることにした。



葉や枝に付いている白いもの。















アオバハゴロモの幼虫。これでは分からないので下のYouTubeにUPした動画をどうぞ。




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