2016年8月20日土曜日

韓国の犬・猫を食べる食文化

朝鮮半島において、犬の肉は伝統的な料理の一つと紹介したことがあったが、猫も食べる文化があった。

犬肉を食べる料理は、ポシンタン(補身湯)で、犬肉とネギやニラを入れて煮て、味噌あじ仕立てにしてご飯の上にかけて食べる。暑い夏を過ごすためのスタミナを補う。

日本でいうところのウナギのようなもの。実際、年間200万頭の犬肉が消費されるという。前にも書いたが、日本も室町時代、山口の大内氏はしっかり食べていたようだ。明治以降は西欧の文化が持ち込まれ食べなくなった。

一方、猫食も、今でこそ減っているが、韓国では「猫鍋(ナビタン)」がある。この料理で、ネコがかわいそうなのは、生きたまま茹でるところ。

猫食文化は、中国、ベトナムでもあり、ヨーロッパでもスイス、スペイン、イタリアで残っている。過去には、フランスやドイツでも食べられていた。

日本でも、幕末まで猫食文化があった。三味線に猫の皮を使っていたのだから、身を捨てることはないはず。また、戦後の食糧難の時期、広島市の闇市ではネコのおでんが売られていたという。

鯨を食べるということで、日本人は世界から批判されているが、捕鯨問題に関して中国や韓国が何故か黙っているのはこの辺の事情がある。犬・猫食について、他国にダメだしすると、自分に返ってくることになる。

伝統的な食の文化であれば、他の者がとやかく言うことはない。

ネコ鍋


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