2016年8月14日日曜日

色白・そばかすの皮膚がんリスク、日光浴21年と同等

肌が白い人ほど紫外線に対する感受性が強いため、少量の紫外線でも影響を受けやすいのは、以前から知られていた話。

有色人種に比べ、白色人種がもっとも皮膚がんリスクが統計的に高い。紫外線に当たることで、細胞のガン化が引き起こされるが、有色人種の場合、皮膚細胞にあるメラニン色素が紫外線を吸収して防いでくれる。

ところが、白人には、メラニン色素が少ないため皮膚がんリスクが高くなる。メラニン色素が少ないと髪の毛も赤毛や金髪になる。

有色人種でも、子どもの頃からよく日光に当たっていた人や、長い期間紫外線を浴びてきた高齢層の人ほど、皮膚がんのリスクが高くなる。

最近のネイチャー・コミュニケーションズに載った研究結果で、色白、そばかす、赤毛になる遺伝子を持つ人ほど皮膚がんリスクが高くなった。そばかすや赤毛もメラニン色素が関係する。

その遺伝子を持つ人は、日光に21年間さらされたのと同じくらい皮膚がんのリスクが高まるという。色白・そばかすの人は遺伝的にも紫外線に弱いということだ。

赤毛の女
広島ブログ

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