2016年8月1日月曜日

案外身近なドーピングの薬の中身?

 ロシアの国ぐるみのドーピングが問題になっているのはご存知のとおり。

ドーピングというのは、スポーツ選手が競技能力を高めるために不正な薬物摂取をすること(dopeは麻薬を服用するという動詞)。

不正薬物としては、筋肉増強剤、利尿剤、興奮剤などがある。筋肉増強剤は短期間でのパワーアップを可能にし、利尿剤は減量に有効。興奮剤は競争心を高め、疲労感を和らげる効果がある。

禁止の理由はこれらの薬物はさまざまな副作用を持っているから。それでも選手がドーピングする理由は、名誉以外に、オリンピックなどで好成績をあげると、スポンサー企業がついて巨額のギャラが入ったり、国によっては家や自動車が支給されたりするから。

不正薬物に指定されている薬剤は案外身近の薬にも含まれている。たとえば、総合感冒薬に含まれるメチルエフェドリン、エフェドリン、プソイドエフェドリン、麻黄(マオウ)なども禁止薬剤。(アドレナリン受容体に結合するので、覚せい剤と似た作用がある)

漢方薬やサプリメントなども成分の中に不正薬物が知らぬ間に混ざっていることもある。そのため、選手はかなり気をつけないといけない。

ただ、ロシアの場合は意図的で、元々1980年代にアフガニスタンに侵攻した旧ソ連兵にはこの手の成分薬を持たせた。兵士のスタミナ増強、持久力向上効果があるからだ。

特に有名なのが、メルドニウムという成分で、もともとは家畜の成長を早める薬成分だった。人に投与すると心臓の働きを高め、虚血症などの心疾患に効果がある。これが、兵士に使われるようになり、ロシアの選手にも投与された。

テニスのマリア・シャラポアもこの薬によるドーピング違反により2年間の選手資格停止処分になっている。

広島ブログ

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