2013年9月30日月曜日

山口の外郎(ういろう)

山口の外郎(ういろう)は、ワラビの粉に砂糖を加え小豆などを加えて蒸して作られる。名古屋のういろうは、米粉を主に使っており、食感がもちもちしているが、山口外郎はわらびもちを少し固めにしたようなとろりとした食感で上品な茶菓子。お土産用の真空パックも売られているが、羊羹(ようかん)に近いので、生(なま)外郎がおすすめ。おいしさが数倍違う。ただし、賞味期限が翌日までなので、山口に来ないと食せない。

山口外郎は、大内氏の時代、小京都だったこの地で生まれたが、その歴史はよく分かっていない。史実としては、福田屋が現在の山口市大内御堀の萩往還沿いで戦前からういろうの販売を行っていた。その後、その福田屋の職人だった人物が御堀堂を、福田屋のういろうをよく食べていた人物が豆子郎を創業し、山口ういろうの味が現在まで受け継がれたという。

山口外郎を生産販売しているのは、豆子郎(山口市)、御堀堂(山口市)、本多屋(山口市)、田原屋(山口市)、松田松栄堂(山口市)、きれん製菓(山口市)、長州苑(山口市)、たまや(山口市阿東地福)、古田秋栄堂(岩国)、ほうえい堂(下松市)など。山口市or県民は、それぞれ自分の好みのういろう店がある。個人的には、田原屋の生外郎がおすすめ。


2013年9月29日日曜日

巨大ウイルス パンドラ

仏エクス・マルセイユ大学ジャンミシェル・クラブリ教授らは、巨大ウイルス「パンドラ」を発見し、2013年米科学誌サイエンスの表紙にウイルスの写真が載った。。ウイルスとしてはけた外れの大きさで、生物の常識を揺るがす発見という。このウイルスはいったい、どんなパンドラの箱を開けようとしているのか。

パンドラウイルスは、チリ中部の河口と、豪メルボルン近郊の浅い池の底で1種類ずつ見つかった。どちらも単細胞生物のアメーバに寄生し、人間に害はないらしい。楕円(だえん)形で、長径が1マイクロメートル(マイクロは千分の1ミリ)、遺伝子の数は2500以上。最も小さい細菌「マイコプラズマ」より10倍も大きく、遺伝子数は5倍になる。

巨大ウイルスの発見はこれが初めてではない。元祖は2003年、同じサイエンス誌で紹介されたミミウイルスだ。1993年に見つかった当初は、その大きさ(0・7マイクロメートル)から細菌と考えられた。ウイルスは自己増殖できないので、生物と考えられていないが、自己増殖できる細菌より大きなウイルスの発見は今までの生物学の生命議論を変えるかもしれない。



2013年9月28日土曜日

トンボ、蝶の羽から学ぶ

バイオミメティクスとは、生物の構造やその機能から着想を得て、それらを人工的に再現することによって、工学や材料科学、 医学などの様々な分野で利用する研究のこと。生きものから学んで、応用することだ。34億年の生物の進化の中で練られてきたものを利用しない手はない。

空中を早く飛ぶには、空気抵抗を小さくするため、ジェット機や鳥の翼のように流線型をしているのがよい。ところが、トンボの羽は流線型ではなく、凹凸がある。空気にも粘性力があるため、一般的な流線型の翼では空気がまとわりつき、流れを流線型に整えることができない。そこで、トンボは凸凹の羽は渦をキャタピラーの駆動輪のように用いて揚力を生み出している。これにより、「急旋回」「ホバリング」、風のないところでも「滑空」などもできる。

500年以上も前に、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたヘリコプターも、トンボが空中に停止する様子をヒントにしたものだといわれている。

どんな微風でも宙を舞い、風の力を上手く捕まえるトンボや蝶の羽をヒントにした風力発電のプロペラや、風がスムーズに流れる静かな扇風機が考案されてきている。


2013年9月25日水曜日

パソコンが「さくさく」動く、この表現正しい? 国語世論調査

文化庁が9月24日に発表した2012年度の国語世論調査(全文はココ)では、例年同様、言葉や慣用句が本来の意味や言い方で使われているかどうかも調べた。「噴飯もの」など、本来の使い方をする人が2割前後にとどまった。

 「噴飯もの」は、「おかしくてたまらないこと」が正解。調査で、この意味で使っている人は19・7%しかおらず、「腹立たしくて仕方ないこと」と考える人が49・0%と半数近かった。

 また「ものごとの終わり」を指して「そろそろ潮時」と使う人は36・1%(正解)で、「ちょうど良い時期」として使う人が60・0%もいた。

「きんきん」に冷えたビールのような、以前では使わなかった言葉についての調査もあった。どれもじゅうぶん浸透しているように思うのだが、パソコンが「さくさく」動くという表現は38.3%で、案外浸透していないらしい。



   

2013年9月24日火曜日

萩反射炉(世界遺産候補)に行ってきた

9月14日にユネスコの世界文化遺産候補になった山口萩市の萩反射炉を見に行ってきた。これから長い間修理工事が始まるそうだし、世界遺産になってからだと近くで見れなくなるかもしれないので。

場所は、国道9号線の萩しーまーと(道の駅)から、車で2分ほどのところ。セブンイレブンのある駐車場から階段を登る。数は多くはないが、すでに何人も来ていた。

1858年に建設された萩反射炉は、萩藩の金属溶鉱炉。2つの煙突が下で癒合したような塔だけ残っている(以前のblogの写真)。反射炉は、この煙突と炉からなるが、炉の方はなくなっていた。鉄を溶かす炉の内部で熱を反射させて高温に保つように工夫されているので、反射炉と呼ぶそうだ。

帰りに、萩しーまーとでノドグロのなまの開きとサザエを買った。イカも今がシーズンみたいで、イカめし(300円)が格段美味しかったです。イカめしは、北海道の駅弁で有名だが、ここのは一口サイズで柔らかく極上。





2013年9月23日月曜日

グレーのパラドックス

グレイのパラドックス(Gray's Paradox)は、イギリスの動物学者James Grayが1936年に提唱したもの。イルカは、その筋肉の量から推測される能力以上に早く泳ぐことができる、その矛盾をグレイのパラドックスという。

北京オリンピックで北島康介は、100m 58秒91の世界新記録で金メダルをとった。この速度は時速にすると毎時6.1km。一方、イルカは、早いものだと時速50kmで、人の8倍。一方、体重は200kgで、人の3倍。筋肉の構造は違わないのに、これは生物学的に矛盾しているというわけだ。パラドックスは今も解けていないという。

謎を解く努力は続けられている。2000年のシドニーオリンピックで話題になった水着の新素材に応用された発見もそのひとつだ。イルカの肌は鮫肌と同じくざらざらしており、リブレットと呼ばれる小さな突起が抵抗を軽減する。水の密度は空気の800倍もあり、水中で泳ぐと体に沿って小さな渦(乱流渦)が発生し、推進を妨げる抵抗となる。弾力性に富むイルカの皮膚はリブレット構造により、抵抗を抑えている。

さらに最近の研究では、イルカの皮膚が泳いでいるうちに薄片となって剥がれ落ちていることに注目した説もある。おおよそ2時間で脱ぎ変わる皮膚が、乱流渦の抵抗を抑えているという。


2013年9月22日日曜日

あなたの視力はいくつ? 自分のパソコンで検査

昨日の視覚検査に引き続き、今度は、視力検査。視力検査というと、壁にランドルト環(下の絵のアルファベットのCのような記号)が印刷された紙を貼って、3メートルぐらい離れて検査するのが一般的だが、自分のパソコンでできるサイト(ココ)があった。

使い方は、測定する前に、スケールの調整と測定距離を調整する。スケール調整スライダーを動かして、測定距離の下にある2cmと書いたバーの長さを、ディスプレイに1円硬貨を当てて調整する。1円玉は直径がちょうど2cm。定規を使ってももちろんOK。測定距離については0.5mから5mまでの間でスライダーで選ぶことができる。



2013年9月21日土曜日

色覚検査 読めるでしょうか?

日本眼科医会は19日、2010~11年度に全国の眼科医で先天的な色覚異常と診断された941人に聞き取り調査をしたところ、進学や就職時期を控えた中高生(185人)では約半数が異常に気づかず、中には進路選択に支障が出るケースもあったと発表した。

小学4年で2002年まで行われてきた学校の色覚検査が、差別につながるなどの理由から、学校保健法の必須項目から削られて任意実施となり、03年度以降ほとんど行われなくなった影響とみられ、同会は検査の必要性を訴えている。(2013年9月19日 読売新聞)

先天性の色覚異常は男性20人に1人、女性は500人に1人に見られる。色を感知する細胞の異常で赤と緑が判別しにくいなどの障害が出る。

下の色覚検査表が読めれば、問題ありません(答えは下に)。さらに続けたい方のために、YouTubeからムービーを持ってきました。




答えは、5、2、7

2013年9月20日金曜日

ピロリ菌 あなたはすでに感染?

日本人のピロリ菌感染者の数は約3,500万人といわれている。3人に1人。40歳以上の人では、70%以上の人が感染しているという。

ヘリコバクター・ピロリ菌は、1983年オーストラリアのロビン・ウォレン (J. Robin Warren) とバリー・マーシャル (Barry J. Marshall) により慢性胃炎、胃潰瘍の原因菌として発見された。これらの功績により、2人は2005年ノーベル賞を受賞している。

従来、胃液は塩酸によって強酸性であるため、細菌は生息できないと考えられていた。しかし、ピロリ菌はウレアーゼと呼ばれる酵素を産生しており、この酵素で胃粘液中の尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解し、生じたアンモニアで自分のまわりを中和することによって胃に定着できる。

ピロリ菌は、ほとんどが5歳以下の幼児期に感染する。大人はキスなどでも経口で感染することはほとんどない。幼児期の胃は酸性が弱く、ピロリ菌が生きのびやすい。ピロリ菌に感染している大人が食べ物の口移しなどで子供にあげるのが感染の大きな原因になる。一度感染すると多くの場合、除菌しない限り胃の中に棲みつづける。

ピロリ菌に感染しているかどうかは簡単なテストで確認できる。検査薬を服用し、呼気から測定する方法、血中の抗体を調べる方法、便中のピロリ菌を抗体で検出する方法などがある。最近は自宅で検査するキットなども売っているようだ。同時に除菌するキットも売っているが、除菌は抗生剤を使うので基本的にお医者と相談したほうがよいと思う。検査の保険適用は、胃潰瘍だけでなく、2013年2月から慢性胃炎に対しても適用されるようになった。







2013年9月19日木曜日

鉄の鎧を持つ巻貝 スケーリーフット

スケーリーフット(和名:ウロコフネタマガイ)は、2001年にアメリカ研究チームにより初めて発見された。2009年には、日本の深海調査船「しんかい6500」により、中央インド洋海嶺の熱水活動域「かいれいフィールド」の水深2,420メートルで大群集が発見された。生息する熱水噴出口付近は、暗黒、高圧、300度の高温という過酷な環境。スケーリーフットの最大の特徴は、腹足の表面に硫化鉄の鱗をまとうこと。これにより、補食されないように身を守っている。まさに鉄の鎧。

スケーリーフットは、二酸化炭素から栄養分を作り出す特殊な共生微生物を体内に住まわせ、生息に必要なほぼすべての栄養分をこの共生微生物からもらっている。最近、北海道大学他は、スケーリーフットの共生微生物の全ゲノム配列の解読に成功し、代謝経路を網羅的に同定すると共に、共生微生物の伝播様式を突き止めたという。




2013年9月18日水曜日

遺伝子検査:将来の病気のリスク確率を知る

米国女優のアンジェリーナ・ジョリーが、乳がん予防のため、両乳房切除・再建手術を受けたことを公表し、世界に衝撃を与えたのはまだ耳新しい(2013年5月)。

56歳の若さで卵巣がんにより母を亡くしているアンジーは、遺伝子検査でがん抑制遺伝子のひとつに変異が見つかり、将来、乳がんになるリスクが87%、卵巣がんのリスクは50%という診断を受けた。そこで彼女は、発症してもいないのに予防のために両乳房を切除するという選択をした。手術後、乳がんのリスクは5%まで低下。アンジーは、手術でバストに小さな傷は残ったものの、子どもたちと長い人生を一緒に過ごすためであり、自身の決断に満足していると言う。

日本でも遺伝子検査は、キットとして販売されていて、唾液や爪の一部を送るだけで多数のリスク遺伝子の検査から将来の病気のリスクを判定して送り返してくれるそうである。発症する前にリスク管理ができる点では、試してみる価値はある。

一方、肥満遺伝子、髪の脱毛関連遺伝子など調べてコンサルタントする怪しい商売もHPをにはあるようだ。


2013年9月17日火曜日

ゆるキャラグランプリ2013、どうなる?

ひこにゃん、くまモン、バリィさんなど大ブームのゆるキャラ、今や全国に2000以上のゆるキャラが存在するらしい。2010年の「ゆるキャラまつりin彦根~キグるミさみっと~」に開催されたのを皮切りに、2011年の「ゆるキャラさみっとin羽生」、2012年の「ゆるキャラグランプリ」へと変貌。ちなみにゆるキャラの定義は
◆郷土愛に満ち溢れた強いメッセージ性があること。
◆立ち居振る舞いが不安定かつユニークであること。
◆愛すべき、ゆるさ、を持ち合わせていること。

2011年ゆるキャラさみっと結果
エントリー数:349
投票総数:333万票
1位 くまモン(熊本)
2位 バリィさん(愛媛)
3位 にしこくん

2012年ゆるキャラグランプリ結果
エントリー数:865
投票総数:659万票
1位 バリィさん(愛媛)
2位 ちょるる(山口)
3位 ぐんまちゃん(群馬)

今年のエントリーは、すでに1000キャラを突破。投票は本日9月17日から11月8日まで。公式ホームページと投票はコチラ

山口県は、今の所、13キャラがエントリー。昨年2位の’ちょるる’は有力候補。かわいさでは、’ヤマミー’ (下)か?



今世紀末予測:気温4.8度、海面81センチ上昇

地球温暖化について、国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」第1作業部会の最新の報告書の原案が、明らかになった。(2013年9月14日 読売新聞)

人間活動による温暖化が引き起こした熱波が一部で増えている可能性が高いと指摘、具体的な地域としてアジア、欧州、豪州を挙げた。今世紀末の世界の平均気温は最大4・8度上昇し、海面も最大81センチ上がると予測している。

原案によると、地球の平均気温は20世紀に入ってから112年間で0・89度上昇した。100年当たり0・79度の上昇で、2007年に公表された第4次報告書の0・74度より上昇幅が広がっている。20世紀半ば以降の平均気温の上昇の半分以上は人間活動が引き起こした可能性が極めて高く、その確率を「95%以上」と評価。前回報告書の「90%以上」より引き上げた。

先日の、地球カレンダーでみれば明らかなように、人類は地球年の最期の2秒で地球をずいぶん変えてきたが、さらにもっと変化させようとしているということ。この十年くらいでも、台風の軌道がだんだん北側に移動しているし、先日の台風は普通ならフィリピン沖など南の海で発生するところ、沖縄の海で発生していて気になるところ。


2013年9月16日月曜日

コストコ北九州 ラム肉◎

一時はブームで流行った羊肉、ジンギスカンだが、いつの間にやらどこのお肉屋でも置いていなくなった。たまたま見つけた味付けされた冷凍ジンギスカンを買ってもスジが多かったりで残念な結果ばかり。北海道の松尾ジンギスカンからまちがいないものをお取り寄せできるが、冷蔵品なので、北海道からだとヤマトクール宅急便代だけで1,600円上乗せが必要になる。

本日コストコ北九州店に久々行ったら、ラム肉肩切り落とし(100g, 142円, 1kgパック)があったので、ダメもとで購入した。家に帰って適当なタレを作って、ジンギスカンに挑戦。柔らかい!臭みなし。美味しい!今までお店でもだいぶ食べてきたが、これは上位。

ところで、羊肉がブームになった理由を思い出した。2004年から2005年、狂牛病の問題が注目され牛肉の需要が減少、また鳥インフルエンザの影響で鶏肉の需要までも減少したのが原因だった。



今年も日本人受賞、「イグ・ノーベル賞」 

ノーベル賞のパロディーとしてユニークな研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が、9月12日アメリカのハーバード大学で行われ、日本人が7年連続受賞した。今年は、医学賞・化学賞2部門で受賞した。

医学賞を受賞したのは、帝京大学医学部の内山雅照氏や新見正則氏らの研究で、心臓移植をしたマウスにオペラの「椿姫」を聴かせたところ、モーツァルトなどの音楽を聴かせたマウスよりも拒絶反応が抑えられ、生存期間が延びたという研究成果。

化学賞を受賞したのは、ハウス食品の今井真介氏らによる研究で、たまねぎを切る時に涙が出る原因となる酵素を突き止めた。この酵素と、たまねぎに多く含まれているアミノ酸を反応すると、涙を誘う「催涙物質」が作られ涙が出てくるという。

ちなみに、イグ・ノーベル賞は全部で10部門あり、生物学賞および天文学賞の同時賞では、道に迷ったフンコロガシは、天の川を道しるべに帰巣することを発見した、スウェーデン、オーストラリア、ドイツ、イギリスの国際研究チームが受賞した。

2013年9月15日日曜日

「明治日本の産業革命遺産」山口など世界遺産(推薦)へ

9月14日、政府はユネスコの世界文化遺産に、「明治日本の産業革命遺産」(福岡、山口など8県)を推薦することになった。9月末までに暫定版推薦書をユネスコに提出し、2015年の世界遺産委員会で登録の可否が審査される。

「産業革命遺産」は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、日本の重工業が急速に発展し、産業国家の礎を築いた歴史を伝えるもの。幕末に薩摩、佐賀、長州藩が手がけた反射炉や造船所から、明治期の八幡製鉄所や長崎造船所、「軍艦島」と呼ばれる端島炭坑、三池炭鉱に至る、九州・山口の6県と、岩手、静岡県に分散する計28の構成資産(要素)からなる。(2013年9月14日 読売新聞)

山口萩市では、萩城下町、萩反射炉、恵美須ヶ花造船所跡、大板山たたら製鉄遺跡、松下村塾が加わっている。858年に建設された萩反射炉(下図)は、萩藩の金属溶鉱炉。反射炉の遺跡は、国内には、萩反射炉と静岡の韮山反射炉しか残っていない。今回、韮山反射炉も選ばれている。

2013年9月14日土曜日

イプシロン、打ち上げ成功 「ひさき」と命名

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新型ロケット「イプシロン」が14日午後2時、鹿児島県肝付町(きもつきちょう)の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた。日本の新型ロケットの打ち上げは2001年の「H2A」以来12年ぶり。

イプシロンは、全長24・4メートル、重さ91トン。最大1・2トンの衛星を打ち上げることができる固体燃料ロケットの最新機。今回は、世界初の惑星観測専用の望遠鏡衛星「スプリントA」を積んでいた。切り離しに成功した観測衛星は、「ひさき」と命名された。打ち上げ場所の鹿児島県の内之浦にある地名「火崎」にちなんだ、さらに「太陽(ひ)の先」を観測するという意味を込めたという。(2013年9月14日 読売新聞)

下は、秒読みから打ち上げのムービー。ぜひ、一度打ち上げを直接見てみたい。



















地球カレンダー ムービー付き


高校ぐらいに習った(?)、地球カレンダー(Calendar of the earth)をたまたまネットで見つけた。地球誕生から現在までの46億年の歴史を1年365日のカレンダーで表したもの。

人類が初めて地球に現れたのは、12月31日の14時。産業革命が起こったのは、12月31日の23時59分58秒。人類がいかに地球で新参者であるか、環境に影響を与え始めたのが最後の2秒であり、その間に全地球的に影響を与えていることがわかる。

ついでにNational GeographicのThe history of EarthのYouTube動画も付けた。1分30秒の英語の勉強。




















2013年9月12日木曜日

バイオミメティックス 蓮(ハス)から学ぶ

バイオミメティクスとは、生物の構造やその機能から着想を得て、それらを人工的に再現することによって、工学や材料科学、 医学などの様々な分野で利用する研究のこと。生きものから学んで、応用することだ。

蓮(ハス)は、泥の多い池や沼にいるが、その葉は完全に水をはじき、その水が表面を洗い流す自浄作用を持つ。仏教では、蓮は泥水の中から清浄な美しい花を咲かせるので、仏の智慧や慈悲の象徴と考える。

この蓮の自浄作用を、科学用語では、ロータス効果という。蓮の葉の表面は、数μm のコブが並んだ構造をしており、さらに個々のコブには葉から分泌さ れた疎水性のワックスの微結晶が突起状に 並んでいる。この凹凸 構造の細かな 空隙には水が入り込みにくいため、撥水性が生まれる。これをまねて疎水性 シリカなどのナノ微粒子を塗料に含めることで、撥水性があって自浄作用のある塗料が開発されてきている。




2013年9月11日水曜日

フレンチ・パラドックス 赤ワインのマジック

フランス人といえば、フランス料理というぐらいで、美味しいものを食べているイメージがあるが、実際一人当たりの肉消費量は世界のトップクラス。脂肪の多い食事をしているので、心臓疾患が多いに違いないと予想される。ところが、他の西欧諸国にくらべて心臓病による死亡率が低い。実際2010年のデータでは、イギリス、ドイツの半分以下の死亡率 (下の表)(参考HP)。このパラドックス(矛盾とか逆説という意味)を「フレンチ・パラドックス」といい、フランスの科学者セルジュ・ルノー氏(昨年2012年没)が提唱した。

フランス人は、一人当たり年間67リットルものワインを飲む(日本は1リットル弱)。ルノーは赤ワインがフランス人の死亡率を下げていると考えた。赤ワインのブドウの皮に含まれる色素(アントシアニン;ポリフェノールの一種)は、抗酸化作用があり、虚血性心疾患や動脈硬化などの予防に効果があると期待されている。ルノーのこの仮説提唱後、赤ワィンブームが起こることになる。

ところで、一人当たり年間67リットルというのは、365日毎日183mlということになって、毎日牛乳瓶一杯(1合)飲む計算になる。

(牛乳瓶の容量は昭和45年に180ml(1合)から200mlに変わった、当時厚生省が学校給食牛乳の量を増やした、180mlというと歳が分かることになる)




2013年9月10日火曜日

アルミホイルの裏表の違い

アルミホイルをよく見ると、片面が光ってつるっとしているのに対し、反対側はにぶい色をしている。今まで光っている方はなにかコーティングをしていて本来のアルミの色はにぶい方と誰かに教えられてずっと信じてきた。コーティングしてある方で食品などを包むと、暖めたときに溶け出して体によくないと聞いてきた。しかし、

実は、どちらも純粋にアルミ。この業界では、アルミ板とアルミ箔を厚さで区別していて、0.2mm以下だとアルミ箔。ちなみに、家庭用のマイホイルだと厚さは12μmである。アルミ板をみると、両面とも光ってつるっとしている。実は、厚いアルミ板を二枚重ねにしてローラーとローラーで挟んで伸ばし、薄く仕上げる(圧延)ことによって製造される。その工程上でローラーに当たっていた面は摩擦でピカピカ(ブライト面)となり、アルミとアルミが重なっていた面はつやの無い(マット面)状態となる。

  食品を包む時は、どちらを食品に当てても同じが結論。

2013年9月9日月曜日

2020年オリンピック 東京に決定

2020年オリンピック、パラリンピックの開催地が、東京に決定した。東京でなかったら、ガックリして上昇しかけた日本経済の腰折れにならないかと大分心配した。よかったよかった。

9月7日、アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれたIOC総会で、オリンピック東京招致委員会が、最終プレゼンテーションを行った。東京都の猪瀬直樹知事や、フェンシングの太田雄貴選手、陸上の佐藤真海選手、高円宮妃久子さま、そして安倍晋三首相などが発表を行った。安倍首相の福島原発の心配を払拭したのが決定的勝因。各プレゼンターのプレゼンはここでみれます。

しかし、東京よりは、沖縄か、博多、大阪、仙台などの方がよいのに。東京は今でもダントツに整備されているので、他の都市を活性化する方がよいと思うのだが。沖縄が良いと思うのは、尖閣どころか沖縄を狙っている中国をけん制する意味もある。

2013年9月8日日曜日

奈良の大仏の古里 長登銅山

山口県美祢市、秋吉台南東に位置する、長登(ながのぼり)銅山は、日本最古の銅山とされ、 7世紀末から銅を中心とした鉱物の産出を開始し、1960年(昭和35年)の閉山まで、断続的に操業が続けられてきた。特に奈良時代には和同開珎の材料として、また奈良東大寺の大仏の銅として利用された。

長登銅山文化交流館では、日本最古の坑口が見学でき、発掘調査で出土した土器や鉱石、木簡等を展示している。




2013年9月7日土曜日

金属研磨剤ピカールの使い方

日本磨料工業の金属研磨剤ピカールは,炭酸カルシウム系の研磨剤で,番手で800-1,200番ぐらいの粒子が脂肪酸、灯油に溶けている。自転車、シンク、ドア把手などの金属を鏡のようにきれいにしてくれる。ピカールの使い方にはコツがあって、ウエスなどにつけて金属の表面を磨くとき、新しくピカールを追加しないこと。磨いているうちに研磨粒子が壊れて更に微細化していく。そのため,中仕上げ~光沢仕上げが連続してできる良さがある。途中で新たなピカールを追加すると、新しい大きなサイズの研磨粒子が入って傷がついてしまう。最終的には3ミクロン程度、番手で4,000番の凹凸まで平滑化できる。さらに鏡面仕上げを望むなら、ダイヤモンドペーストやアルミナのような0.1-0.2ミクロンの微小研磨粒子が有効。


2013年9月6日金曜日

タスマニアオオガニ 世界最重のカニ

タスマニアオオガニは、世界最重のカニ。オーストラリア南西部とタスマニア島近辺の海域の深度30~500mの深さの海に住む。甲幅が最大で60cmにも達し、体重も15kgにもなる巨大なカニで、脚を拡げた大きさではタカアシガニには及ばないものの、体重と甲羅の幅ではタスマニアオオガニが一番。
タスマニアオオガニのハサミは、節足動物のハサミとしても最大級。ハサミは右側が大きい。現地では食用として捕獲している。意外と美味とのこと。主にカニ篭で捕獲するが、資源保護のため、カニの再生能力を活かし、食用にハサミ脚を切断した後に海に放し、再び脱皮して大きくなるのを待つという。

顔、どこかで見たと思ったら、プレディターの顔?? 下はYouTubeで50万回以上アクセスされているムービー。



2013年9月5日木曜日

今さら聞けない、PM2.5

PM2.5は、大気中に浮遊している粒子状物質(Particulate Matter)のうち、2.5μm(1μmは1mmの千分の1)以下の小さな粒子のこと。PM2.5は非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸系への影響に加え、循環器系への影響が心配される。通常のマスクでは避けられないので、できるだけ外出を控える、室内に空気清浄機を入れるなどの対策が必要。

粒子状物質には、物の燃焼などによって直接排出されるものと、硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、揮発性有機化合物(VOC)等のガス状大気汚染物質が、主として環境大気中での化学反応により粒子化したものとがある。

発生源としては、焼却炉などのばい煙を発生する施設、粉じんを発生する施設、自動車など、さらに火山等の自然由来のものもある。環境基本法で望ましい環境基準を以下のように定めている。
1年平均値 15μg/m3以下 かつ 1日平均値 35μg/m3以下(平成21年9月設定)


山口県のPM2.5の情報はこのサイトから。登録すると、注意喚起のメール配信を受けることもできる。
(登録の方法:pm2.5jyohoymg-touroku@mbr.nifty.com 宛に、空メールを送信する。(機種によっては、件名に「pm2.5」と入れて送信)

日本全体を見るにはココ


2013年9月4日水曜日

Google、被災地のストリートビューを更新

Googleは9月4日、東日本大震災の被災地である岩手県や宮城県沿岸部で撮影したストリートビュー画像を更新し、あわせて福島県の避難指示区域を含む大熊町や双葉町などのストリートビューを新たに公開した。

東日本大震災前に、宮城県を中心に東北の一部地域のストリートビュー撮影を行っており、この地域では、震災前、震災直後(2011年7月から2012年4月撮影)、そして今回の再撮影(2013年4月から8月撮影)の移り変わりを見ることができる。

実際に被災地に行っていないが、被災の場所を体験できて、改めて被害の大きさに驚き触れられる。

下の写真は、宮城県岩沼市早股前川(2008年 / 2011年 / 2013年)


2013年9月3日火曜日

貝つきのタコ、アオイガイ、謎の大量漂着

らせん状の白く美しい殻をもつアオイガイが、4月から5月にかけて、北部九州に大量漂着していた。福岡市では40日で1500個も拾った人がいる。地球温暖化の一端なのか、今夏の猛暑の前兆だったのか。南の海の生物の大量漂着は、どんな海の異変を知らせているのか。(朝日新聞 9月2日)

アオイガイは、巻貝状の貝殻を持つタコのなかま。貝殻内のタコは8本足のちゃんとしたタコだが、一本の足は幅広い形で、そこから貝殼用の分泌液を出す。別名カイダコ。もともと暖かい温帯、熱帯の海に浮遊して生息する。雌は大きく殻を作るが、雄(おす)は貝殻を作らず、非常に小さい。卵は貝殻の中に産み、その中で育てる。食べても問題ないが、美味ではないとのこと。















2013年9月2日月曜日

竜巻、豪雨もたらすスーパーセル

9月2日午後2時ごろ、埼玉県越谷市などを襲った竜巻とみられる突風は、大気下層に暖かく湿った空気が強く流れ込んだのが一因だ。気象庁は、大気の状況が不安定になり、竜巻をもたらすことが多い回転する巨大な積乱雲「スーパーセル」が発生した可能性が高いとみて調べている。(産経ニュース)

スーパーセルが発生する気候条件は、上空に寒気の層があり、下層に暖かい空気があって、その高い温度差による強い上昇気流によって生じる巨大積乱雲のこと。上昇気流は渦を作りやすいので、竜巻も発生する。

昨年5月6日に、茨城県つくば市で発生したスーパーセルは過去最大の被害をもたらしている。この時、約1250棟の建物が損壊。栃木県でも約860棟の建物が損壊した。死者1人、負傷者52人という大きな被害をもたらした。

スーパーセルの下層に大量の暖かく湿った空気が流れ込むと、豪雨となる。7月28日に山口県と島根県を襲った豪雨もスーパーセルと考えられており、約2時間で250ミリ以上の猛烈な雨をもたらした。(参考HP


2013年9月1日日曜日

新説 私たちは火星から来た

地球の生命の誕生は、火星から飛来した隕石(いんせき)によってもたらされたカギとなる鉱物のおかげだという新説が29日、発表された。その鉱物は、酸化形態の「モリブデン」という元素だ。この説を提唱するのは、米ウエストハイマー科学技術研究所のスティーブン・ベナー教授。

 ベナー教授は「高度に酸化されたモリブデンが、初期の生命形成に必須であったと考えられるが、この形態のモリブデンは、生命誕生当初の地球では得られなかったかもしれない。30億年前の地球の地表には酸素がほとんどなかったからだ。だが火星にはあった。」

火星の隕石に関する最近の分析で、酸化モリブデンの存在が明らかになった。彗星(すいせい)などの火星への衝突時に生じた火星の破片が当時の地球に来たものと思われる。

 ベナー教授は「実は我々は、皆火星人であり、生命は火星で始まり岩に乗って地球にやって来たという説が、この証拠によって構築されるように思われる」と話す。(参考:
AFPBB News)

我々が火星人というのはどうかと思うが、火星由来のモリブデンなしでは地球で生命は誕生できなかったということらしい 。