医学賞を受賞したのは、帝京大学医学部の内山雅照氏や新見正則氏らの研究で、心臓移植をしたマウスにオペラの「椿姫」を聴かせたところ、モーツァルトなどの音楽を聴かせたマウスよりも拒絶反応が抑えられ、生存期間が延びたという研究成果。
化学賞を受賞したのは、ハウス食品の今井真介氏らによる研究で、たまねぎを切る時に涙が出る原因となる酵素を突き止めた。この酵素と、たまねぎに多く含まれているアミノ酸を反応すると、涙を誘う「催涙物質」が作られ涙が出てくるという。
ちなみに、イグ・ノーベル賞は全部で10部門あり、生物学賞および天文学賞の同時賞では、道に迷ったフンコロガシは、天の川を道しるべに帰巣することを発見した、スウェーデン、オーストラリア、ドイツ、イギリスの国際研究チームが受賞した。