2013年9月7日土曜日

金属研磨剤ピカールの使い方

日本磨料工業の金属研磨剤ピカールは,炭酸カルシウム系の研磨剤で,番手で800-1,200番ぐらいの粒子が脂肪酸、灯油に溶けている。自転車、シンク、ドア把手などの金属を鏡のようにきれいにしてくれる。ピカールの使い方にはコツがあって、ウエスなどにつけて金属の表面を磨くとき、新しくピカールを追加しないこと。磨いているうちに研磨粒子が壊れて更に微細化していく。そのため,中仕上げ~光沢仕上げが連続してできる良さがある。途中で新たなピカールを追加すると、新しい大きなサイズの研磨粒子が入って傷がついてしまう。最終的には3ミクロン程度、番手で4,000番の凹凸まで平滑化できる。さらに鏡面仕上げを望むなら、ダイヤモンドペーストやアルミナのような0.1-0.2ミクロンの微小研磨粒子が有効。



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