56歳の若さで卵巣がんにより母を亡くしているアンジーは、遺伝子検査でがん抑制遺伝子のひとつに変異が見つかり、将来、乳がんになるリスクが87%、卵巣がんのリスクは50%という診断を受けた。そこで彼女は、発症してもいないのに予防のために両乳房を切除するという選択をした。手術後、乳がんのリスクは5%まで低下。アンジーは、手術でバストに小さな傷は残ったものの、子どもたちと長い人生を一緒に過ごすためであり、自身の決断に満足していると言う。
日本でも遺伝子検査は、キットとして販売されていて、唾液や爪の一部を送るだけで多数のリスク遺伝子の検査から将来の病気のリスクを判定して送り返してくれるそうである。発症する前にリスク管理ができる点では、試してみる価値はある。
一方、肥満遺伝子、髪の脱毛関連遺伝子など調べてコンサルタントする怪しい商売もHPをにはあるようだ。