スーパーセルが発生する気候条件は、上空に寒気の層があり、下層に暖かい空気があって、その高い温度差による強い上昇気流によって生じる巨大積乱雲のこと。上昇気流は渦を作りやすいので、竜巻も発生する。
昨年5月6日に、茨城県つくば市で発生したスーパーセルは過去最大の被害をもたらしている。この時、約1250棟の建物が損壊。栃木県でも約860棟の建物が損壊した。死者1人、負傷者52人という大きな被害をもたらした。
スーパーセルの下層に大量の暖かく湿った空気が流れ込むと、豪雨となる。7月28日に山口県と島根県を襲った豪雨もスーパーセルと考えられており、約2時間で250ミリ以上の猛烈な雨をもたらした。(参考HP)