コガネムシが夜に、電灯に誘われて部屋の中にやってきた。
捕まえて、よくみると、角度で色が変わる。
頭側からみると緑色。ところが、おしり側からみると銅がね色(↓)。
ネットで調べてもコガネムシの羽の色が変わるというのは出てこない。個体によって色が違うと書いているのがいくつかあったが、それは間違いでしょう。
これは、大発見かも!
タマムシの羽の色が虹色なのは、羽の色が虹色ではなくて、羽が透明な薄い多数の層からできていて、白色光が当たると光に含まれるそれぞれの色の光の反射が少しずつずれる。反射した光が今度は組み合わさり、様々な色に光って見える。
光を当てる物質の構造的性質によって色彩が変わるので、「構造色」というらしい。モルフォ蝶の虹色の羽も同じ原理。
たぶん、コガネムシの羽も同じなのだと思う。
日本ペイント(株)が、この原理を利用した「マジョーラ塗装」を開発している。プラモや車の塗装に使われていて、見る角度や光の当たり方により、様々な色に変化する塗料。
小学生の諸君!これで夏休みの自由研究はバッチリです!
頭側からみると緑色。
ところが、おしり側からみると銅がね色。