2018年8月28日火曜日

誰でも100%なる白内障:最初の症状は?



白内障は、目の水晶体が白く濁ってくる病気で、誰でも確実になります。

水晶体は、子供の時は透明だが、ケガ・遺伝・病気・加齢など、様々な原因で濁ってくる。水晶体はクリスタリンというタンパク質でできている。これが、だんだん変性して白濁してくる。

水晶体が白濁して視力に影響が出てきた場合が「白内障」。

白内障の初期は、濁っている部分と透明な部分が混在する。このため、目に入ってきた光が乱反射して、眩しく感じる。光の入ってくる角度が変わると眩しくなったりする。

白濁した部分が水晶体の内部の中央に固ってできると、凸レンズ効果が起こることもある。近くが見えずに老眼鏡をかけていた人が近くが見えるようになる場合だ。

白濁が水晶体の端にできると、周囲が明るいときには瞳孔が狭まっているで問題ないが、暗いところになると見づらくなる。瞳孔が開くと白濁部分にも光が来るが通過を邪魔する。

逆に、白濁が水晶体の中央にできると、明るいところでは見づらくなる。

タンパク質はだんだん変性するので、年齢に伴って白濁する。長年浴びた紫外線が主な原因。他にも、糖尿病は白濁を促進する。若い人がなるアトピー性の白内障の場合、自己免疫反応で水晶体が白濁する。

ところで「飛蚊症」と言って、黒い点々や虫のようなものがいくつも見えることもある。白内障ではないが、同じような原因で起こる。

印象派絵画の巨匠モネは、白内障だった。そのため、描いた絵は、輪郭がぼんやりしていてあのようにな絵になったとか。

夏場の強い太陽の光の下では、紫外線を目に入れないようにサングラスを使いましょう。そして、見づらく感じたら、眼科に早めに行きましょう。



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