昨日の「見ているようで見ていないという話」の続き。
ある国の王様が国の地図を作るように部下に指示しました。
出来上がった地図を見て、王様は納得せず、もっと詳細な地図にするように指示します。
改善した地図に王様は、またまたもっと詳細な地図が欲しいと指示します。
これを何度も繰り返して最後には、国土と同じ大きさの地図になってしまいました。
「ボルヘスの地図」という話です。
地図は手の上に乗るくらいの大きさでこそ意味があって、国全体を鳥瞰するには国と同じ大きさの地図ではどうにもなりません。
全体を見渡すには、取捨選択するしかない。私たちの脳はうまくできていて、見えなくてもよいものは適度に見えないようにしているのかもしれないです。
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