この初春の時期、山菜のフキノトウが出てくる。天ぷらにすると、ちょっと苦味があって大人の味で美味しいですよね。
ただ、フキノトウには、肝毒性が強いペタシテニン(別名フキノトキシン)というアルカロイドが含まれているので、食べ過ぎるのは危険だそうです。
そもそもどの山菜にも毒性の成分が含まれていて、例えばワラビもアク抜きせず食べると中毒症状を起こし、牛でも死に至ることがあるほど。また山菜には発がん性のある成分も多い。
ところで、フキノトウは、ご存知のようにフキの花の蕾。トウは「トウが立つ」という時の「トウ」のことで、この時期だとハクサイなどは花芽が出てきて終盤を迎えると、「トウが立つ」というわけ。
フキノトウは、野山に行けばそこかしこにあるので、自分で採ってきて料理するのは風流でよいのですが、フキノトウの芽と区別できない植物の芽がある。
ハシリドコロの新芽は、フキノトウと同じ時期に見つけることができる。フキノトウよりさらに毒性のあるアルカロイドを持つので、かなり危険。見分けるには、ハシリドコロはごつごつした太い根だが、フキノトウは白い根が横にのびている(参照はココ)。
山菜やキノコは、野外でタダで手に入るが、よっぽど自信がない限りたくさん食べないことです。
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