大阪場所、誰も稀勢の里の優勝を予想できなかったに違いない。
前々日の日馬富士戦で、稀勢の里が受けた左肩のダメージはかなり大きそうだった。それでも新横綱は、土俵に上がった。前日の鶴竜戦では、まったく力が入らずに負けた。
誰もが怪我が悪化して将来の相撲に影響がなければと、思ったに違いない。
それが、Unbelievable!、千秋楽に、照ノ富士との本割と優勝決定戦の二番を制した。
新横綱の優勝は、貴乃花以来の22年ぶりの快挙だ。
「痛みに耐えてよくがんばった。感動した。」 平成13年夏場所の貴乃花優勝の表彰式で当時の小泉純一郎首相がたたえた言葉だ。その時の記憶が蘇ってきた。
今まさに、同じことを言いたい。「痛みに耐えてよくがんばった。感動した。」
2場所連続の賜杯を手にした横綱の目の光った涙はこれからも記憶に残るでしょう。
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