2018年8月2日木曜日

もしもの時に知っておきたい日本の毒ヘビ



昨日の続きで、またヘビのお話。

今年、特に春でしたが、何故か頻繁に野外でヘビを見ています。

昨年、兵庫県伊丹市の小学5年生の男子がヤマカガシに噛まれて、意識不明の重体となったというニュースがありましたが、その後が報道されていないので調べてみたら、病院で血清を打って無事に元気になったみたいです。

日本のヘビは、マムシ・アオダイショウ・シマヘビ・ヤマカガシ・ヒバカリ・ジムグリ・シロマダラ・タカチホヘビの8種のみ。

正確には、これ以外にハブを含めて28種のヘビが、奄美・沖縄などの南西諸島にいる。このうち毒ヘビは10種。

一方、南西諸島を除いたところにいるヘビは8種しかいなく、そのうちの毒ヘビは2種だけ。

南西諸島の方には申し訳ないのですが、日本本土の多くの人にとっては、毒ヘビは2種だけをちゃんと見分けることができれば、怖くないことになります。

その毒ヘビの2種は、マムシとヤマカガシ。ヘビは、体の模様と顔の形から判断できる。

ヤマカガシの頭は、小さく毒蛇に特有な「三角頭」ではない。また鋭い前牙(毒牙)もない。体色は地域で異なっていて、関東地方では体側面に赤色と黒色の斑紋が交互に入る。うちの近くでは模様はあまり明瞭でなく、全体に黒い。

カエルを食べているヤマカガシ。














一方、マムシの特徴は、茶褐色のずんぐりした体と三角頭。20対前後の中央に黒い斑点のある「銭形模様」と呼ばれる楕円形の斑紋が入る。




ヤマカガシは、どこにでもいるヘビ。うちにも垣根の中にいたこともある。噛まれても毒がないという人も多いが、本当は、ヤマカガシの毒は猛毒。マムシの3倍くらいとのこと。

カエルが主食で、攻撃性のない大人しいヘビと言われている。ただ、攻撃的なヤツもいるので注意が必要(以前のBlog「ヘビのヤマカガシが飛びついてきた」ココ

ヘビに噛まれた時のために、ポイズンリムーバーを1つ持っていると安心です。注射器のようにして毒を吸引するもの。他の毒虫に噛まれても、役にたつ。




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