2018年8月8日水曜日

植物油「パーム油」がアブナイ



「パーム油」というのは、それほど馴染みがないかもしれません。

日本の食用の植物油としては、パーム油、菜種油、大豆油がよく使われていて、このうち消費量ではパーム油が1位で、全体の消費量の3分の1を占める(参照は日本植物油協会:ココ)。

「パーム油」は、家庭では使わないので馴染みがないですが、多くの外食や食品に使われている。

例えば、ポテトチップスやカップラーメンに入っているし、マクドナルドのフライドポテトも「パーム油」で揚げている。

かっぱえびせん、柿の種、チョコレートなどのお菓子、アイスクリーム、マーガリン、レトルトカレーにも「パーム油」が使われている。原材料に「植物油脂」と書いている場合もあるが、たいてい「パーム油」。

というわけで、1人の日本人が1年間に摂取している「パーム油」の量は、ナント平均4kg。

「パーム油」は、アブラヤシというヤシの実の果肉から採れる油。菜種油や大豆油が常温で液体なのに対して「パーム油」は固体になる。

主な成分はパルミチン酸約50%、オレイン酸約45%、リノール酸約10%で、リノール酸以外はほぼ牛脂と同じ。そのため、常温で個体になる。

リノール酸は、私たちの体内では作れない必須脂肪酸。主に植物油に含まれているので、動物油より植物油が良いとされる理由になっている。

しかし、リノール酸の過度の摂取は、アレルギーを悪化させたり、大腸癌などのリスクを高める。

また、「パーム油」には血糖値を下げるインスリンの働きを阻害する作用があり、糖尿病の発症を誘発する。また、ラードを与えたマウスより「パーム油」を与えたマウスの方が異常に生存率が低かったとの報告もある。

前にも書いたが、マーガリンやショートニングは植物油由来だが、固化させる処理過程でできる「トランス脂肪酸」をたくさん含んでいる。米国では、食用として安全とは認められないということで、今年の6月からトランス脂肪酸の使用が禁止になっている。

一方、日本はまだ野放しの状態。

植物油だから安全・健康という時代はもう終わっているのです。



アブラヤシの実。