NHKの番組「ガッテン」からのメモです。
「無臭ニンニク」は、「リーキ」と呼ばれるネギの仲間。ニンニクよりずっと大きく、大き目の玉ねぎサイズ。ニンニクの臭い成分のアリシンが少ししかない。そのため、臭わないというわけ。
ニンニクも「無臭ニンニク」も、ヒガンバナ科ネギ属に属し、ネギ、玉ねぎ、ラッキョも同じ仲間。
ニンニクののスタミナ効果はアリシンによるので、「無臭ニンニク」に同じ効果は期待できない。
ところで、本家のニンニクも臭わないようにすることができる。
ニンニクを包丁で切ったり、すりおろしたりすると、細胞内からアリインが出てくる。これがアリナーゼという酵素によってアリシンに変化する。切らないで、そのまま熱処理すれば、酵素は失活するので、アリシンはできず臭うことはない。
そこで、ニンニクを臭わないようにするには、ニンニクを丸ごと茹でたり揚げたりすればよい。ただし、アリシンによるスタミナ効果はなくなる。
ニンニクに話がシフトしてきましたが、ニンニクは様々な食品の中でもっともガン抑制効果があるのが知られている。コレステロールを減少させる効果や血液サラサラ効果も一番。
一方、「無臭ニンニク」は、サポニンを多く含んでいて、アルコールやコレステロールの吸収を抑えたり、肝臓を強くする効果が期待されている。