我が家の自宅の庭や垣根には、ツツジやサツキが60-70本くらいあり、毎年これらの花が終わったら、株ごとにトリミングして形を整える労働が待っている。
昨年くらいから、葉がほとんどなくなる株があって気にしていたのだが、今回よく見てみると、幼虫ぽいのが、たくさんいることに気づいた(↓)。
1cmくらいの長さのいも虫。調べてみると、ルリチュウレンジというハバチ(蜂)の幼虫であることが分かった。葉を食べる蜂というのは珍しい。
ツツジの葉の葉脈を残してほとんど食べてしまっている。親は全身黒く青光りした蜂で、調べてみると、土中のマユで越冬し、年3回発生する。最初の幼虫は5月から孵化し食害を始める。食害が進むと、ツツジは枯れてしまう。
退治するには、食害されている葉にいる幼虫を見つけ殺す。幼虫も成虫も触っても問題ない。刺されることもない。他には、殺虫剤のオルトランで殺す方法もある。
ところで、この成虫のハチの姿は、昔のトイレにいた「便所バチ」に似ている。(久しぶりに「便所バチ」という言葉を思い出した)こちらは、ミズアブというハエ、アブの仲間で幼虫は昔のトイレでウジとしていたので、ツツジのルリチュウレンジとは異なる。
ツツジ 食害なし
ツツジ 食害あり
幼虫
成虫