2015年6月22日月曜日

アブないトランス脂肪酸 米国で全面禁止へ 日本はどうなっているか?

米国で7日、食品に含まれているトランス脂肪酸の使用を「食用として安全と認められない」として、段階的に禁止すると発表した。日本ではどうなっているのかしら?

トランス脂肪酸は、マーガリンや、パン、ケーキやドーナツに使うショートニングに主に含まれている。マーガリンやショートニングは、ご存知のように植物油でできていて、体によいはずだが、液体のものを固まりにするために、熱処理、化学処理されている。

この処理のときに、トランス脂肪酸ができる。トランス脂肪酸は、本来体に存在しない物質で、血液中の悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす働きがあるため、動脈硬化が進行、心筋梗塞や脳梗塞の原因になる。

実際、米国の報道ではこの措置により「年間2万件の心臓発作を予防でき、心臓疾患による死者を7千人減らせる」としている。

日本政府の説明では、トランス脂肪酸摂取の世界基準は2g以下だが、日本人の平均は 0.96gと少ないので今の所規制しないということらしい。しかし、米国が全面禁止に踏み切っていることとは矛盾する。

唐揚げやフライドポテトなど子供が好きなものにも多く含まれているので、少なくとも、食品の成分表示にトランス脂肪酸量を追加してほしい。


フライドポテト


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