MERS(マーズ、中東呼吸器症候群)感染が韓国で確認され、死者も出た。日本にも時間の問題で入ってくるだろう。致死率40%と、鳥インフルより怖いという。
MERSの原因となるウイルスはMERSコロナウイルスで、2003年に流行したSARS(サーズ、重症急性呼吸器症候群)の原因となった病原体もコロナウイルスの仲間だが、SARSとMERSは異なる病気。
ヒトコブラクダのMERSウイルスがヒトに感染できるようになったと考えられている。MERSは、2012年中東で初めて確認され、その後世界中に広がってついにお隣韓国まで来た。今のところ、ワクチンも治療法もない。
ヒトコブラクダのMERSウイルスがヒトに感染できるようになったと考えられている。MERSは、2012年中東で初めて確認され、その後世界中に広がってついにお隣韓国まで来た。今のところ、ワクチンも治療法もない。
感染すると、風邪に似た発熱、せき、息切れ、下痢などの初期症状があり、重篤化すると、重症の肺炎を起こし死に至る。
韓国で、感染が疑われていた男性を中国出張のために出国させてしまった。旅客機の中で乗り合わせた多数の乗客らが感染したらしい。中国では、韓国人から感染して64人が隔離、13人は行方不明という。
韓国政府の初期対応の遅れのため、感染が広がる結果になった。3日現在で、2人が死亡したほか、感染の疑いがある1300人が、隔離措置を受けている。
韓国の感染拡散が起こると、日本にも飛び火してくるかもしれない。