2015年6月4日木曜日

水族館でマグロの大量死 原因は?

昨年12月には、東京都立葛西臨海水族園の大水槽には、クロマグロやカツオなど165匹の回遊魚がいた。ところが、1月にはそれらの魚は次々に死に、クロマグロ1匹が残るのみになった。

その原因を探るべく、試験的に同水槽に体長約70センチのアカシュモクザメ2匹を入れた。アカシュモクザメはマグロと同じ病気になりにくいという。

この試験でサメがだいじょうぶということで、次に20センチほどのスズキの仲間のタカサゴ500匹(スズキ目・タカサゴ科)を水槽に投入した。

5月15日にはハガツオを、22日にはスマを入れていた。最終的にはクロマグロを投入すべく、スマは最後のテストだった。ハガツオ、スマ、クロマグロはいずれもスズキ目・サバ科。

ところが、22日に追加したスマ29匹のうち12匹が28日までに相次いで死んでいたことがわかった。スマは水槽のアクリル板にぶつかって頭部や脊椎を骨折していたという。スマ以外の魚に異変はないという。

大量死の原因は不明だが、水質の問題は確認されていない。考えられるのは、ウイルスだろうが、水槽が大きいだけに消毒はホルマリンくらいを使って大規模にやらないといけないだろう。

クロマグロ1



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