2015年6月11日木曜日

シマウマのしま模様の深イ話

シマウマのしま模様は、シマウマにとってどのようなメリットがあるのかしら?これは、生物学の長年のナゾの1つで、もともと進化論を提唱したダーウィンが問題提起した。以下のような理由が提案されている。

理由の1は、あのしま模様は、一見目立ちそうだが、サバンナにいるとブッシュと同化して、ライオンなどに見つかりにくくなるというもの。もっともらしいくも聞こえるが、白黒の縞はやっぱり目立つ。。。

理由の2は、シマウマが群れを作っていると縞がつながって見え、群れ全体が大きな動物のように見える。ライオンなど動物の目は、もともとカラーには見えず白黒で、かつ人ほど見えないから、1頭ずつのシマウマの輪郭が分からなくなるという。しかし、この説も、説得力は弱い。

理由の3は、シマウマ同士遠くから認識しやすい。メスを見つけやすい。たしかにそうかもしれないが、ライオンからも同じように見つけやすくなる。。

現在、科学的根拠があるとして、考えられている理由が以下。

理由の4。しま模様は体温を下げるのに効果がある。熱をよりよく吸収する黒い部分は、白い部分よりも接する空気がより温められ、対流が発生し、さらに小さな空気の渦が起きる。この「渦冷却 」で、体温を下げるという。実際、シマウマの体表温は他の動物と比べて3℃も低いという。

理由の5は、虫を寄せつけないためという仮説。アブやツェツェバエなど吸血性の害虫から身を守るためという。これらの害虫は、黒と白の縞模様を避ける習性があるという。

今の所、シマウマだけが答えをしっているのかも。。。


シマウマ2


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