2015年6月30日火曜日

農薬でない新しい農薬 庭草の除草に使える

CMで「農薬でない農薬」というのがやっていた。アース製薬 の「アースガーデン みんなにやさしい除草剤 おうちの草ころり」という長い名前で、従来の農薬と違い、食品由来成分で作られていながら、除草効果があるという。

有効性分は、お茶、とうもろこし、柑橘、ホップなどの食品に含まれる、直鎖飽和脂肪酸ペラルゴン酸というもの。一年生の雑草にだけ効き、土壌中では簡単に分解される。早ければ10分と、速攻で効きはじめるという特徴がある。

ペラルゴン酸がどのように植物に効くのかだが、「ペ ラルゴン酸が植物細胞 に浸透する過程で細胞膜を破壊 し, さらに細胞内に到達 したペラルゴン酸による細胞内pHの急 激な低下, 細胞 内部の各器官の破壊, 細胞内物質の細胞外への漏出などが引き起 こされ るため」だそうだ。

ヒトの体に対しては、使用する濃度では問題ない。調べてみると、有効性分のペラルゴン酸は、加齢臭の成分の1つでもあり、人の皮膚からも出ている。よい匂いではないので、製品にはハーブの香りをつけているみたいだ。

普通の除草剤(ラウンドアップなど)に比べ、ヒトやペットには安全なのがよい。ただ、まったく安全かというと、目や皮膚には影響があるようなので、散布する時は注意は必要だ。

コロリ


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