2016年3月17日木曜日

オロナミンCの「オロナ」の深い意味?

ご存知のとおり、「オロナミンC」は大塚製薬が販売しているビタミンCをはじめとする各種ビタミンが入った炭酸栄養ドリンク。

オロナミンCの歴史は古く東京オリンピックの翌年、1965年に販売開始されている。当時の価格は120円で、現在自動販売機で110円なので、販売から50年まったく値上げされていないことになる。年間販売数は、2011年で300億本ということなので、日本人全員が毎日飲んでいる計算になる(ホントかな?)

さて、表題のオロナミンCの「オロナ」の意味ですが、「オロナ」は、当時売れていた大塚製薬の皮膚薬「オロナイン軟膏」の「オロナ」からとったもの。「ミンC」は「ビタミンC」に由来している。

それでは、「オロナイン軟膏」の「オロナ」はどういう意味か?

米国の製薬会社・オロナイトケミカル(現シェブロン)が製造した殺菌用消毒剤を、大塚製薬が軟膏にしたので、「オロナ」を使ったからだ。

オロナイト(Oronite)は,スペイン語で原油を表す「Black Gold(黒い金)」を意味し,オロナイトケミカル社は石油製品を扱っていたため。というわけで、あまり面白い話ではなかったです。

1985年に毒物が混入される事件(パラコート連続毒殺事件)というのがあった。広島県福山市の自動販売機にあったオロナミンCを飲んだ運転手が亡くなった。ビンには除草剤のパラコートが入っていた。同じような事件がその後連続して続き12名が亡くなった。

この事件以来、それまで開封済みかどうか分かりにくスクリューキャップが、多くの飲料でマキシキャップ(リングに指をかけてフタを引き上げるタイプ)に変更された。

オロナミンCといえば、年配の方だと、大村崑のCMがなつかしいかもしれないですね(↓)。当時のCM動画もつけました(↓、白黒です)。大村崑さんは現在85歳でお元気らしい。


オロナミンC
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