ご存知のとおり、「オロナミンC」は大塚製薬が販売しているビタミンCをはじめとする各種ビタミンが入った炭酸栄養ドリンク。
オロナミンCの歴史は古く東京オリンピックの翌年、1965年に販売開始されている。当時の価格は120円で、現在自動販売機で110円なので、販売から50年まったく値上げされていないことになる。年間販売数は、2011年で300億本ということなので、日本人全員が毎日飲んでいる計算になる(ホントかな?)
さて、表題のオロナミンCの「オロナ」の意味ですが、「オロナ」は、当時売れていた大塚製薬の皮膚薬「オロナイン軟膏」の「オロナ」からとったもの。「ミンC」は「ビタミンC」に由来している。
それでは、「オロナイン軟膏」の「オロナ」はどういう意味か?
米国の製薬会社・オロナイトケミカル(現シェブロン)が製造した殺菌用消毒剤を、大塚製薬が軟膏にしたので、「オロナ」を使ったからだ。
オロナイト(Oronite)は,スペイン語で原油を表す「Black Gold(黒い金)」を意味し,オロナイトケミカル社は石油製品を扱っていたため。というわけで、あまり面白い話ではなかったです。