サントリーのサプレメント「ロコモア」のCM, 「足らなかったのは筋肉成分でした」。さて「筋肉成分」とは何のことでしょうか?
ロコモアのHPを読むと、「一歩一歩に力が足りない、ちょっとしたことも動くのが億劫・・・こんなことが気になりだしたら「筋肉成分」が減少しているサインかも。今は大丈夫でも、長い人生、いつそういったことが起こるか分かりません。いつまでもしっかり歩いて、毎日の暮らしを楽しむために、『ロコモア』の「筋肉成分」と軟骨成分があなたの力強い歩みをサポートします」
と、なかなかキャッチーな言葉が並ぶ。その「筋肉成分」は、調べてみるとイミダゾールジペプチドだった。以前のこのBlogにも書いたことがあるが、イミダゾールジペプチドというのは、イミダゾール基を持つアミノ酸が2つ結合したもので、筋肉に豊富に含まれていて、筋肉の疲労を抑えると考えられている。しかしその正確な作用は不明。
特に鳥の羽を動かす胸肉の部分に多く含まれていて。渡り鳥が2週間以上も休むことなく飛び続けられるのは、イミダゾールジペプチドが関わっているのではないかと考えられている。
イミダゾールジペプチドを飲んで体内に吸収され、筋肉細胞の中までたどり着くのは、本当はちょっと考えにくいが、ロコモアの愛飲者の声は悪くないようだ。
ロコモアを飲まずに、食品から摂取するには、イミダゾールジペプチドが多く含まれる鳥の胸肉、マグロやカツオ、鯨等の肉を食べるとよいです。昨今、健康志向でベジタリアンの人が増えているそうですが、私たちの体の大部分は筋肉なので、お肉を食べて筋肉の成分をとるのが良く、そう言う意味で肉食は大事です。
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