2017年8月7日月曜日

外食で使われている白身魚の正体:パンガシウスが今熱い


外食産業で使われている白身魚というのは、なんの魚かご存知でしょうか?

例えば、「ほっかほっか亭」や「ホットモット」の「のり弁」の白身魚のフライは、「ホキ」という魚で、オーストラリア南部近海のタラ目マクルロヌス科の魚。モスのフィッシュバーガーのフィッシュフライも、この「ホキ」。

マクドナルドの「フィレオフィッシュ」の魚は、「メルルーサ」だったが、最近は、アメリカベーリング海の「スケトウダラ」になった。「メルルーサ」は、タラ目メルルーサ科。「ホキ」、「メルルーサ」、「スケトウダラ」の味はどれもタラに近い。

他にも、ナイルパーチは、レストランや給食などでフライ用の「白身魚」として使われたり、スズキの代用魚として回転寿司の寿司ネタになっている。こちらは、スズキ目アカメ科の魚。

最近、スーパーのイオンが、うなぎ蒲焼の代わりという触れ込みで、白身魚を蒲焼にして売出すようになった。その白身魚は、「パンガシウス」。

淡水にいるナマズの仲間で、海の魚ではない。ベトナム、カンボジア、タイなど東南アジアで獲れる。うなぎの油の旨味がないのが残念だが、蒲焼のタレがかかると、まあまあのうなぎ蒲焼。

「パンガシウス」は、イギリスのフィッシュ・エンド・チップのフィッシュやフィッシュバーガーにも使われている。養殖が容易で1メートルくらいの大きさになる。

そういえば、養殖クロマグロで有名になった近畿大学が第2弾として出しているのが、ナマズの蒲焼。案外美味しいらしい。



「パンガシウス」










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