2017年8月31日木曜日

北朝鮮のミサイルに思うこと


北朝鮮が初めて、事前連絡なしに日本に向かってミサイルを発射した。昨年までは、発射したのは人工衛星だと主張していたのが、今年に入って堂々と「ミサイル」と言い始めた。

ミサイルに核弾頭をつけることができるのも時間の問題とされている。米国と対等になって自国に有利な条件を引き出したいのが目的なのだろう。

ミサイルが発射されたとJアラートが鳴り、頑丈な建物に避難するように、と言われても多くの人はどうしようもなかっただろう。

学校では、ミサイル発射に備えて避難訓練が行われている。

今の状況は、冷戦時代のソ連と米国の宇宙開発の競争時に似ている。結果からいうと、ソ連のユーリイ・ガガーリンを乗せた人工衛星ボストーク3KA-2は、世界初の有人宇宙飛行に成功した。

当時、アメリカ航空宇宙局(NASA)も人工衛星打ち上げを計画していたので、ソ連に先を越されたことに、米国民皆ショックを受けた。それは科学技術でソ連に劣ったことだけが理由ではない。

人工衛星が打ち上げができることは、ミサイルをソ連から米国本土に届かせる技術が手に入ったことを意味するからだ。

ニュースを聞いた後、実際、米国中で学校を含め、ミサイル発射に備えて避難訓練が行われた。

今の北朝鮮の長距離弾道ミサイルが成功し始めた時と、まるで同じではないでしょうか。




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