今年最強の台風5号 (ノルー)が、九州、中国、四国を直撃しそうだ。台風の目がかなり大きい(↓)。
台風5号が普通の台風と違ういくつかの特徴がある。
まず、寿命。台風5号は21日に発生し、それからすでに15日。普通の台風の寿命は5.3日なので、かなり長寿。
第2は、その速度が極端に遅いこと。長寿であることとも関係するが、同じところに長居するので、被害が大きくなる。
第3は、台風の目が大きいこと。普通の台風では勢力が衰えると目が大きくなるのだが、台風5号は目が大きく勢力も強い。このような台風は「環状台風」と呼ばれていて、過去に大きな被害をもたらしたことが多い。
昨晩、奄美大島付近だったのが、未だに九州の南の海上でほとんど進んでいない。早ければ今夜にも九州に上陸するので、暴風や高波、大雨による低い土地の浸水や土砂災害、川の氾濫に厳重な警戒が必要。
以下は台風に備えてのチェックポイント(tenki.jpを参考)。
- 水害に備え、側溝や排水溝の掃除をし、水はけをよくしておきましょう。
- 屋根、塀、壁などの点検、補強。
- 懐中電灯(予備電池)、 着替え、タオル、ライター、マッチ 救急薬品
- 携帯ラジオやワンセグ携帯 貴重品(公衆電話に使える10円玉も)
- 非常用食料水
- ライフラインが途絶えたときのことを想定して、非常用品、非常食。
- 家族で話し合う。家族で緊急連絡手段とその方法を話し合いましょう。また落ち合う場所などを決めておくとよいでしょう。
- 庭木に支柱をたてたり、塀を補強しましょう。
- 家の周りにあるもので強風などによって飛ばされる可能性のあるものは、室内にしまうか、しまうことが出来ない場合は飛ばされないようにしっかり固定しましょう。
- 窓や雨戸を補強する。ガラスのひび割れや窓枠のガタつきがないか調べ、窓にテープを貼るなどして補強しましょう。さらに、万が一、窓ガラスが割れた時のために、カーテン等を閉めておくと良いでしょう。
- 床上の浸水対策をする。家財や家電などは浸水の被害を受けないように、高所や二階に移動させましょう。 電気のコンセントは漏電、ショート、感電などが発生する可能性があります。コンセントは抜き、低い位置にあるものは高所へ移動させましょう。
- 浴槽に水を張るなどしてトイレなどの生活用水を確保しましょう。避難に備え、非常持ち出し品を準備しましょう。
- 台風が近づいたら、用水路の見回りは絶対にやめましょう。
- 海岸の見回りは絶対にやめましょう。波打ち際や防波堤など海岸周りでは高潮の恐れがあります。
- 屋外での作業は絶対にやめましょう。暴風や突風にあおられて転倒する危険があります。
8月5日16時
台風の目がくっきりしていてかなり大きい。
1日経ってもほとんど進んでいない。