2017年8月17日木曜日
手足口病とヘルパンギーナとの違い プール熱とは違うの?
少し前、手足口病が大流行していると書きましたが、ヘルパンギーナも同じように流行しているそうだ。
手足口病とヘルパンギーナとはどう違うのでしょうか?さらに夏時期に子供に流行しやすいプール熱とも違うのでしょうか?
手足口病とヘルパンギーナは、流行が夏で、子供にかかりやすく、水疱ができ発熱があるというように症状も似ているため、区別しにくい。
違いとしては、発心が手足口病は口だけでなく手や足、さらに全身に広がることもあるが、ヘルパンギーナの場合は、口だけ。また、手足口病は37℃~38℃の熱で、発熱しない場合もあるが、ヘルパンギーナは39℃~40℃の高熱が突然出る。
手足口病とヘルパンギーナの原因菌は、どちらもエンテロウイルス属コクサッキーウイルスの仲間だが、種類が違うみたい。ということは、同時に手足口病とヘルパンギーナに罹ることもあるということ。
プール熱(咽頭結膜熱)の原因菌は、アデノウイルス。プールの水を介して感染しやすいことから「プール熱」といわれる。罹ると38℃~40℃の高熱が続く。また喉の腫れと結膜炎を伴うのが特徴。
手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱のどれも子供が罹りやすいが、大人も罹かり、罹ると子供よりひどいことになる場合もある。
いずれも感染力の強いウイルス。喉、鼻、口、目から感染するので、タオルや食器を共用しないことが大事。うがい、手洗いで予防しましょう。
ところで、プールから出て目を水道水で洗うのは、今はNGになっている。目の角膜の細胞が水道水の塩素で死ぬそうで、すすぐ程度ならよいが、長くしないこと。プール内では、ゴーグルは必須とのこと。
ヘルパンギーナの水疱。