犯人は、以前のBlogに書いたよう(ココ)に、ヘリグロテントウノミハムシとうことが分かった。テントウムシに非常に似ているが、大きさは半分くらいしかない。手を近づけると、テントウムシであれば、羽を使って飛んで逃げるが、この虫は飛び跳ねて逃げる。
毎年春に、白から黄色の幼虫が葉を食べ出す。この虫は幼虫も成虫も同じモクセイ科の植物の葉を食べる。ヒイラギモクセイ,ヒイラギ,ネズミモチ、キンモクセイなど。
幼虫は一度木の根元や土中に入って蛹になり、1ヶ月後の6月初旬~下旬に羽化して、葉を食べ始める。夏までが最も葉の被害が激しい。成虫は越冬して春を迎え卵を産む。
昨年・今年と、殺虫剤のオルトランを根元に撒いてみたが、どうもあまり効果はなさそうだ。オルトランは、ヨトウムシやアブラムシには絶大な効果があるが、甲虫であるハムシにはあまり効かないらしい。
庭にある、キンモクセイの葉にも取りついていて、葉に穴がたくさん開けられている(↓)。
春に出てきた幼虫は出来る限り、見つけては捕まえ除いてきたが、梅雨時期になって成虫が今度は出てきた。成虫はピンピン飛ぶので捕獲するのが難しい。ビニール袋で覆いながら、枝を揺さぶるとうまく袋の中に入ってくる。
これを延々続けたのだが、翌日みるとまたいっぱいいるという状態。たぶん、どんどん土中から孵化しているのかもしれない。
そこで、うちにあるありとあらゆるスプレー式の殺虫剤をためしてみた。ムシの入った各ビニール袋に対して、それぞれの殺虫剤を1ふきスプレーしてムシが死ぬのかどうか調べた。
蚊、アブ、蜂、毛虫用のスプレーはどれも効果なし。最後にゴキブリ用のゴキジェットProをためした。これは一瞬で死ぬ。(ゴキジェットプロの有効成分はイミプロトリン)
次に実践。ゴキジェットProを垣根に向けて噴射。晴れているのに、雨の音のようにパラパラというヘリグロテントウノミハムシがもがいて飛び回る音がした。おそろしいくらいのパラパラ音。
それでも、1日ではすべてのムシは退治できず、次の日にはまたムシがいる。それでも、2、3日と同じようにスプレーをくりかえすとほぼいなくなった。結局、ゴキジェットPro3缶を費やした。
植物自体には今のところ影響はなさそう。また、今後の様子をご紹介します。また、幼虫に効果があるか、今後確かめてみます。
ヒイラギの葉の裏にいた!
ゴキジェットProで落ちてきたヘリグロテントウノミハムシ。