2016年6月30日木曜日

口をつけたペットボトル、どのくらい後まで飲んでよいか?

昨日に続いて、またペットボトルの話。ペットボトルの便利さの1つは、フタつきなので、一度で飲みきらないで何度かに分けて飲める点ですよね。

問題なのは、口をつけると唇や口内の唾液の細菌が中に入ること。とくに夏場など放っておくと、細菌がかなり増殖してしまう。

どんな飲料がとくにアブナイか?どのくらい放置してもよいのかしら?

糖分の多いコーラやジュースは当然細菌のエサになるので増殖を促進する。逆に水だけだと細菌のエサがないので増殖しにくい。ただ、さらに長期だと水といえどバツ。

<前に未開封の水でも長期間は保存できない理由についてこのBlogで書いているので参照ください(ココ)>

気をつけないといけないのは、麦茶。糖は少ないが細菌のエサになるアミノ酸などを多く含むためだ。

食中毒の原因になる細菌数の目安は1gあたり100万以上という。ペットボトルに口から入った最初の細菌の数がどのくらいかで異なるが、最も細菌にとって良い条件だと1日で透明な飲料が白濁するほど細菌が増殖する。

大腸菌なら30分で1回分裂できるので、24時間あると、1匹からスタートしても2の48乗なので、280兆になる。

細菌は最適温の26-30度くらいで最大速度で増殖できる。飲み止しのペットボトルを夏にそのまま放置しておくと、増殖を止められない。冷蔵庫に入れておけば増殖は抑えられる。

食品や飲料のパッケージに「開封後は冷蔵庫で保管してください」と注意書きがあるのは、このためです。

コーラ3

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